レッスン

【初心者OK】色鉛筆で描く背景の基本テクニック
今回は、塗り絵の背景に使える「基本の塗り方」を紹介します。手軽なのに仕上がりがぐっと良くなる方法ばかりです。 背景とは、モチーフの外側にある余白部分を色で満たし、主役を引き立てて作品の世界観をつくる要素のことです。必ずしも塗る必要はありませんが、背景を加えると完成度が高まります。背景が苦手な方も多いので、まずは基本の塗り方から一緒に始めてみましょう。 用意するもの 紙はどの種類でも構いませんが、表面がゴツゴツしすぎないものがおすすめです。下敷きを敷くときれいに塗れます。色鉛筆は24色程度あれば十分。メーカーは問いません。 基本の持ち方と塗り方 芯の先端ではなく“横腹”を使い、広い面でふんわりと塗ります。手をやや上で持ち、鉛筆を斜めにして、横方向に大きく動かしながら少しずつ下へ下げていきます。隙間ができないよう、ゆっくり均一に。濃淡をつけたいときは、上部をやや強めに、下へいくほど力を抜いてグラデーションにします。濃くしたい場合でも一度で濃くせず、何度か重ね塗りしましょう。塗っている最中は鉛筆を紙から離さないのがコツです。 2色グラデーション 1色目で上から下へ向かうグラデーションを作り、2色目は“上の途中”から重ねます。どちらも上を濃く、下へ向かって薄く。全体を2回以上重ねると、なめらかなつながりになります。 背景1:青空と雲 青で横方向に塗りつつ、下部に「もくもく」とした雲の形を薄く描きます。輪郭は厳密にとらず、少しはみ出すくらいが柔らかい雲らしさに。上から水色を重ね、上部は濃く、下部は薄く。雲の中にもごく薄く色を入れると、影がついて立体感が出ます。さらに青・水色を重ねて深みを加えれば、短時間で空らしい表情になります。 背景2:夕景の街並み+消しゴム 青・紫・ピンクを上から順に重ね、上ほど濃くして黄昏の空色を作ります。芯の先端で長方形や三角形を散らし、ビルのシルエットと窓を描きます。色はざっくりでOK。スティックタイプの消しゴムがあれば、空の上から消して月や星を入れます。形は大まかで良く、輪郭は後から色鉛筆で整えます。月の周囲に黄色を薄く広げると、淡い発光感が出ます。 背景3:光の玉(ボケ)表現 鉛筆を下の方でつまむように持ち、芯を横にして“くるくる”と柔らかく塗ります。大小の円を重ね、円の縁に近いほど少し濃く、離れるほど薄く。交差部分は芯の先で軽くなぞって締めます。ピンクをベースに、部分的に紫を重ねると幻想的な雰囲気に。円の中心に黄色を少量入れてもきれいです。最初は濃くしすぎず、ふわっとした質感を保ちながら重ね塗りを練習しましょう。 背景4:縦ストロークのカラフル背景 鉛筆を縦方向にのみ動かして塗る、シンプルな方法です。あえて隙間を残し、そこへ別の色を差し込むと、手早くカラフルでアートな背景が作れます。使う色や重ね方、色数によって印象が大きく変わるのも魅力です。 応用:チェック柄 縦方向の線を一定間隔で描き、次に横方向の線を重ねます。全体を薄く一色でなじませ、別色の細い線を格子の間に追加すれば、即席のチェック柄になります。 応用:木目 全体を黄土色で縦塗りし、上から茶色で太さ・濃さ・間隔をランダムに変えた線を引きます。緩やかなカーブや節を描き足すと、木目の質感が出ます。枠や背景に応用できます。 背景5:4色のランダム重ね 4色を用意し、つまみ持ちで斜めに短いタッチをランダムに配置します。同じ色が隣接しないように、意図的に“飛び飛び”で置くのがポイント。上から別色を少しかぶせ、必要に応じて濃さや数を調整しながら重ねます。重ねずに配置するだけのバージョンも可愛らしく仕上がります。 以上、どれも簡単に取り入れられる基本テクニックです。今回の方法を土台に、色の選び方や重ね方を変えるだけで、無限にアレンジが広がります。ぜひ気軽に試してみてください。ご覧いただき、ありがとうございました。
【初心者OK】色鉛筆で描く背景の基本テクニック
今回は、塗り絵の背景に使える「基本の塗り方」を紹介します。手軽なのに仕上がりがぐっと良くなる方法ばかりです。 背景とは、モチーフの外側にある余白部分を色で満たし、主役を引き立てて作品の世界観をつくる要素のことです。必ずしも塗る必要はありませんが、背景を加えると完成度が高まります。背景が苦手な方も多いので、まずは基本の塗り方から一緒に始めてみましょう。 用意するもの 紙はどの種類でも構いませんが、表面がゴツゴツしすぎないものがおすすめです。下敷きを敷くときれいに塗れます。色鉛筆は24色程度あれば十分。メーカーは問いません。 基本の持ち方と塗り方 芯の先端ではなく“横腹”を使い、広い面でふんわりと塗ります。手をやや上で持ち、鉛筆を斜めにして、横方向に大きく動かしながら少しずつ下へ下げていきます。隙間ができないよう、ゆっくり均一に。濃淡をつけたいときは、上部をやや強めに、下へいくほど力を抜いてグラデーションにします。濃くしたい場合でも一度で濃くせず、何度か重ね塗りしましょう。塗っている最中は鉛筆を紙から離さないのがコツです。 2色グラデーション 1色目で上から下へ向かうグラデーションを作り、2色目は“上の途中”から重ねます。どちらも上を濃く、下へ向かって薄く。全体を2回以上重ねると、なめらかなつながりになります。 背景1:青空と雲 青で横方向に塗りつつ、下部に「もくもく」とした雲の形を薄く描きます。輪郭は厳密にとらず、少しはみ出すくらいが柔らかい雲らしさに。上から水色を重ね、上部は濃く、下部は薄く。雲の中にもごく薄く色を入れると、影がついて立体感が出ます。さらに青・水色を重ねて深みを加えれば、短時間で空らしい表情になります。 背景2:夕景の街並み+消しゴム 青・紫・ピンクを上から順に重ね、上ほど濃くして黄昏の空色を作ります。芯の先端で長方形や三角形を散らし、ビルのシルエットと窓を描きます。色はざっくりでOK。スティックタイプの消しゴムがあれば、空の上から消して月や星を入れます。形は大まかで良く、輪郭は後から色鉛筆で整えます。月の周囲に黄色を薄く広げると、淡い発光感が出ます。 背景3:光の玉(ボケ)表現 鉛筆を下の方でつまむように持ち、芯を横にして“くるくる”と柔らかく塗ります。大小の円を重ね、円の縁に近いほど少し濃く、離れるほど薄く。交差部分は芯の先で軽くなぞって締めます。ピンクをベースに、部分的に紫を重ねると幻想的な雰囲気に。円の中心に黄色を少量入れてもきれいです。最初は濃くしすぎず、ふわっとした質感を保ちながら重ね塗りを練習しましょう。 背景4:縦ストロークのカラフル背景 鉛筆を縦方向にのみ動かして塗る、シンプルな方法です。あえて隙間を残し、そこへ別の色を差し込むと、手早くカラフルでアートな背景が作れます。使う色や重ね方、色数によって印象が大きく変わるのも魅力です。 応用:チェック柄 縦方向の線を一定間隔で描き、次に横方向の線を重ねます。全体を薄く一色でなじませ、別色の細い線を格子の間に追加すれば、即席のチェック柄になります。 応用:木目 全体を黄土色で縦塗りし、上から茶色で太さ・濃さ・間隔をランダムに変えた線を引きます。緩やかなカーブや節を描き足すと、木目の質感が出ます。枠や背景に応用できます。 背景5:4色のランダム重ね 4色を用意し、つまみ持ちで斜めに短いタッチをランダムに配置します。同じ色が隣接しないように、意図的に“飛び飛び”で置くのがポイント。上から別色を少しかぶせ、必要に応じて濃さや数を調整しながら重ねます。重ねずに配置するだけのバージョンも可愛らしく仕上がります。 以上、どれも簡単に取り入れられる基本テクニックです。今回の方法を土台に、色の選び方や重ね方を変えるだけで、無限にアレンジが広がります。ぜひ気軽に試してみてください。ご覧いただき、ありがとうございました。

【人物基本②】肌と立体的な顔の塗り方
今回は、人物の肌と「立体的に見える顔」の塗り方を解説します。顔を立体的に見せる影の入れ方や、自然な肌色の作り方を順を追って進めていきましょう。 線画はこちらからダウンロードできます。ぜひ一緒に塗ってみてください。前回の動画では髪の毛の塗り方を解説しているので、まだの方はそちらもご覧ください。 使用画材(例:ホルベイン アーチスト色鉛筆) 手元の色鉛筆で近い色があれば、別メーカーでも問題ありません。 肌のベースOP022 ピンク、OP122 ジョーン・ブリヤン(Jaune Brilliant)※代用:ピンク系、うすだいだい系 影(陰影)OP180 バーントアンバー、OP057 バーントシェンナ(Burnt Sienna)※代用:茶色、焦げ茶色 唇OP449 マゼンタ(Magenta)※代用:あかむらさき系 仕上げ用OP019 シェルピンク(肌のなじませ・混色用/代替のない色) 線・まつ毛・眉OP510 ブラック(黒) ハイライトOP500 ホワイト(白) 塗り絵START! 1. 影の下塗り まず、影になる部分から塗ります。目の周りは、眼球の丸みを意識し、線の方向に合わせて色鉛筆の芯を少し寝かせ、側面を使ってやさしく塗りましょう。ピンク系を使うと、可愛らしい雰囲気の肌色になりやすいです。 鼻は「小鼻(左右の丸)+鼻先(中央の丸)」の3つの丸を意識します。最も高く明るくなるのは鼻先。小鼻の下や鼻孔の下など、下側に影を入れます。陰影は、球体や台形の面を意識すると形がとらえやすくなります。鼻筋は縦に一直線ではなく、左右から八の字を描くような斜めの動きで塗ると高さが出ます。 眉間からおでこにかけてのくぼみは、薄く影を入れます。 口元は、口角に小さな丸を描くように影を入れると口角が上がって見え、可愛らしい印象に。下唇の下にも、輪郭に沿ってやや長めに影を入れると、ふっくらと立体的になります。 2. 首・耳・輪郭...
【人物基本②】肌と立体的な顔の塗り方
今回は、人物の肌と「立体的に見える顔」の塗り方を解説します。顔を立体的に見せる影の入れ方や、自然な肌色の作り方を順を追って進めていきましょう。 線画はこちらからダウンロードできます。ぜひ一緒に塗ってみてください。前回の動画では髪の毛の塗り方を解説しているので、まだの方はそちらもご覧ください。 使用画材(例:ホルベイン アーチスト色鉛筆) 手元の色鉛筆で近い色があれば、別メーカーでも問題ありません。 肌のベースOP022 ピンク、OP122 ジョーン・ブリヤン(Jaune Brilliant)※代用:ピンク系、うすだいだい系 影(陰影)OP180 バーントアンバー、OP057 バーントシェンナ(Burnt Sienna)※代用:茶色、焦げ茶色 唇OP449 マゼンタ(Magenta)※代用:あかむらさき系 仕上げ用OP019 シェルピンク(肌のなじませ・混色用/代替のない色) 線・まつ毛・眉OP510 ブラック(黒) ハイライトOP500 ホワイト(白) 塗り絵START! 1. 影の下塗り まず、影になる部分から塗ります。目の周りは、眼球の丸みを意識し、線の方向に合わせて色鉛筆の芯を少し寝かせ、側面を使ってやさしく塗りましょう。ピンク系を使うと、可愛らしい雰囲気の肌色になりやすいです。 鼻は「小鼻(左右の丸)+鼻先(中央の丸)」の3つの丸を意識します。最も高く明るくなるのは鼻先。小鼻の下や鼻孔の下など、下側に影を入れます。陰影は、球体や台形の面を意識すると形がとらえやすくなります。鼻筋は縦に一直線ではなく、左右から八の字を描くような斜めの動きで塗ると高さが出ます。 眉間からおでこにかけてのくぼみは、薄く影を入れます。 口元は、口角に小さな丸を描くように影を入れると口角が上がって見え、可愛らしい印象に。下唇の下にも、輪郭に沿ってやや長めに影を入れると、ふっくらと立体的になります。 2. 首・耳・輪郭...

【人物基本①】サラ艶髪の毛の塗り方と立体感の出し方
今回は、立体感のある艶やかな髪の毛の塗り方を解説します。これは髪の毛を塗る際の基本的な技法です。線画はこちらからダウンロードできますので、ぜひプリントアウトして一緒に塗ってみてください。 使用する色 準備するのは、明るい色・中間色・暗い色の同系色3色です。今回は黄土色、茶色、焦げ茶色を使用します。お手持ちの色でも構いませんので、同系色を揃えてみてください。 光と明暗の考え方 正面から光が当たっていると、髪の毛は球体のように見えます。 手前の前髪が一番明るく、 その次に中間の明るさ、 耳の後ろや奥の髪は最も暗くなります。 前髪の真ん中あたりが最も前に出ているため一番明るく、上下が暗くなります。奥行きを考える際は「明るい・中間・暗い」の三段階を意識しましょう。 基本の塗り方 髪の毛は流れに沿って塗ることが大切です。線画に描かれている途中の補助線は「ここからこうつながっている」というガイドラインです。無視してまっすぐ塗ってしまうと、不自然で艶も立体感も失われてしまいます。 ここで使うのは「シャッシャッ塗り(力を入れてから抜くストローク)」です。カーブに合わせ、暗い部分から明るい部分に向かってストロークを重ねていきます。鉛筆は尖らせておき、力を入れすぎず軽く塗ることを意識してください。 重ね塗りで立体感を出す まず中間色で髪全体の流れに沿って塗ります。 次に暗い色を加え、先ほどより短めのストロークで重ねると、艶が出て立体感が強まります。 そのままでは白い部分が残って不自然なので、明るい色を全体に軽く重ね、自然なグラデーションを作ります。 この「重ね塗り」によって髪の質感が表れ、立体感も増していきます。 横や奥の髪の毛 横の髪はカーブが複雑です。細い毛先から広い部分に向かってストロークを入れると、自然な艶が表現できます。焦げ茶色など暗い色を短めに重ねると、さらに奥行きが出ます。前髪との重なり部分は、前髪が手前にあることを意識して奥を暗く塗ると、立体感が際立ちます。 奥の髪(耳の後ろや後頭部)は一番暗い部分になります。周囲を優しく塗ってから暗い色を重ねると、飛び出さずに自然に奥に見せることができます。 黒の使い方 さらに艶を強調したい場合は黒を加えます。ただし黒は強すぎるので、力を入れすぎず軽く使いましょう。黒を直接使ったあとに茶色を重ねると、自然に馴染みます。 仕上げとバランス...
【人物基本①】サラ艶髪の毛の塗り方と立体感の出し方
今回は、立体感のある艶やかな髪の毛の塗り方を解説します。これは髪の毛を塗る際の基本的な技法です。線画はこちらからダウンロードできますので、ぜひプリントアウトして一緒に塗ってみてください。 使用する色 準備するのは、明るい色・中間色・暗い色の同系色3色です。今回は黄土色、茶色、焦げ茶色を使用します。お手持ちの色でも構いませんので、同系色を揃えてみてください。 光と明暗の考え方 正面から光が当たっていると、髪の毛は球体のように見えます。 手前の前髪が一番明るく、 その次に中間の明るさ、 耳の後ろや奥の髪は最も暗くなります。 前髪の真ん中あたりが最も前に出ているため一番明るく、上下が暗くなります。奥行きを考える際は「明るい・中間・暗い」の三段階を意識しましょう。 基本の塗り方 髪の毛は流れに沿って塗ることが大切です。線画に描かれている途中の補助線は「ここからこうつながっている」というガイドラインです。無視してまっすぐ塗ってしまうと、不自然で艶も立体感も失われてしまいます。 ここで使うのは「シャッシャッ塗り(力を入れてから抜くストローク)」です。カーブに合わせ、暗い部分から明るい部分に向かってストロークを重ねていきます。鉛筆は尖らせておき、力を入れすぎず軽く塗ることを意識してください。 重ね塗りで立体感を出す まず中間色で髪全体の流れに沿って塗ります。 次に暗い色を加え、先ほどより短めのストロークで重ねると、艶が出て立体感が強まります。 そのままでは白い部分が残って不自然なので、明るい色を全体に軽く重ね、自然なグラデーションを作ります。 この「重ね塗り」によって髪の質感が表れ、立体感も増していきます。 横や奥の髪の毛 横の髪はカーブが複雑です。細い毛先から広い部分に向かってストロークを入れると、自然な艶が表現できます。焦げ茶色など暗い色を短めに重ねると、さらに奥行きが出ます。前髪との重なり部分は、前髪が手前にあることを意識して奥を暗く塗ると、立体感が際立ちます。 奥の髪(耳の後ろや後頭部)は一番暗い部分になります。周囲を優しく塗ってから暗い色を重ねると、飛び出さずに自然に奥に見せることができます。 黒の使い方 さらに艶を強調したい場合は黒を加えます。ただし黒は強すぎるので、力を入れすぎず軽く使いましょう。黒を直接使ったあとに茶色を重ねると、自然に馴染みます。 仕上げとバランス...

【初心者OK】立体感の塗り方を知ってりんごを塗ろう
今回は、この線画を使って立体感の基本的な塗り方を解説します。線画はこちらから無料でダウンロードできますので、ぜひプリントアウトして一緒に塗ってみてください。 使用する色鉛筆は 黄色・オレンジ・赤・茶色・黒 の5色です。初心者の方でも簡単に塗れる方法なので、参考にしてくださいね。 基本の考え方 線画には縦横3等分のラインが入っています。これは立体感を出すうえでとても重要です。さらに光の方向を決めます。今回は左上から光が当たるイメージで進めます。明るい部分・中間部分・暗い部分を意識して塗り分けることで、何を描く場合でも立体感が表現できるようになります。 塗り方のポイント 1. 黄色(明るい部分) まず一番左側を黄色で塗ります。大切なのは 動かし方 です。鉛筆をまっすぐ動かすだけでは平面的になります。りんごのカーブに沿って、少しずつ丁寧に塗りましょう。大きく雑に動かすときれいに仕上がらないので、無理せず小さな動きで塗るのがコツです。 2. オレンジ(中間部分) 次に中間の部分をオレンジで塗ります。ここでも形に沿って塗り進めることが重要です。平面的にならないよう、りんごの丸みを意識して少しずつ塗っていきます。 3. 茶色(暗い部分) 右側の一番暗くなる部分は茶色を使います。右利きの方はカーブを描くのがやや難しいかもしれません。紙を回しながら、自分が塗りやすい向きで塗るときれいに仕上がります。 4. 赤(全体の重ね塗り) 最後に赤を全体に重ね塗りします。黄色やオレンジ、茶色の上から薄く塗ることで、自然なグラデーションと立体感が生まれます。力を入れすぎず、下塗りの色が見える程度に重ねてください。 細部の仕上げ りんごのヘタの周辺や上部のくぼみも、明るい・中間・暗いの3段階で塗り分けます。ヘタの部分は茶色でグラデーションを作り、さらに黒を少し重ねると深みが出ます。ただし黒は強い色なので、軽い力で塗ってください。 全体を見ながら赤をもう一度重ね、明暗のバランスを整えていきます。 仕上がりと応用 赤いりんごですが、下地に他の色を入れることで光の当たり方による色味の変化を表現できます。色を変えて試してみるのも面白いです。りんごは練習に最適なモチーフなので、ぜひ「ヌリイロ」サイトからダウンロードして繰り返し挑戦してみてください。 まとめ 今回の方法で塗ると、丸みのある立体的なりんごに仕上がります。赤一色で塗るよりも奥行きが生まれ、よりリアルで美味しそうに見えるはずです。さらに細かく明暗を分けることで、よりリアルな表現に発展させることもできます。
【初心者OK】立体感の塗り方を知ってりんごを塗ろう
今回は、この線画を使って立体感の基本的な塗り方を解説します。線画はこちらから無料でダウンロードできますので、ぜひプリントアウトして一緒に塗ってみてください。 使用する色鉛筆は 黄色・オレンジ・赤・茶色・黒 の5色です。初心者の方でも簡単に塗れる方法なので、参考にしてくださいね。 基本の考え方 線画には縦横3等分のラインが入っています。これは立体感を出すうえでとても重要です。さらに光の方向を決めます。今回は左上から光が当たるイメージで進めます。明るい部分・中間部分・暗い部分を意識して塗り分けることで、何を描く場合でも立体感が表現できるようになります。 塗り方のポイント 1. 黄色(明るい部分) まず一番左側を黄色で塗ります。大切なのは 動かし方 です。鉛筆をまっすぐ動かすだけでは平面的になります。りんごのカーブに沿って、少しずつ丁寧に塗りましょう。大きく雑に動かすときれいに仕上がらないので、無理せず小さな動きで塗るのがコツです。 2. オレンジ(中間部分) 次に中間の部分をオレンジで塗ります。ここでも形に沿って塗り進めることが重要です。平面的にならないよう、りんごの丸みを意識して少しずつ塗っていきます。 3. 茶色(暗い部分) 右側の一番暗くなる部分は茶色を使います。右利きの方はカーブを描くのがやや難しいかもしれません。紙を回しながら、自分が塗りやすい向きで塗るときれいに仕上がります。 4. 赤(全体の重ね塗り) 最後に赤を全体に重ね塗りします。黄色やオレンジ、茶色の上から薄く塗ることで、自然なグラデーションと立体感が生まれます。力を入れすぎず、下塗りの色が見える程度に重ねてください。 細部の仕上げ りんごのヘタの周辺や上部のくぼみも、明るい・中間・暗いの3段階で塗り分けます。ヘタの部分は茶色でグラデーションを作り、さらに黒を少し重ねると深みが出ます。ただし黒は強い色なので、軽い力で塗ってください。 全体を見ながら赤をもう一度重ね、明暗のバランスを整えていきます。 仕上がりと応用 赤いりんごですが、下地に他の色を入れることで光の当たり方による色味の変化を表現できます。色を変えて試してみるのも面白いです。りんごは練習に最適なモチーフなので、ぜひ「ヌリイロ」サイトからダウンロードして繰り返し挑戦してみてください。 まとめ 今回の方法で塗ると、丸みのある立体的なりんごに仕上がります。赤一色で塗るよりも奥行きが生まれ、よりリアルで美味しそうに見えるはずです。さらに細かく明暗を分けることで、よりリアルな表現に発展させることもできます。

塗り絵に必要な道具を知って楽しもう【色鉛筆/文具】
今回は、塗り絵を楽しむために必要な道具をご紹介します。道具を知って、もっと充実した塗り絵ライフを送りましょう。これから塗り絵を始めたい方も、もっと楽しみたい方も、ぜひ参考にしてください。 塗り絵本の種類 現在は多くの塗り絵本が出版されています。大人の塗り絵といえば「コロリアージュ」のような細かい柄を塗るタイプが有名です。細かい絵柄は根気が必要ですが、色を埋めていく楽しさがあり、初心者にもおすすめです。 また、有名な名画を塗れる塗り絵本もあり、そのまま塗るだけでなく、自分なりにアレンジして楽しめます。100円ショップにも様々な塗り絵があり、練習用にも本格作品作りにも活用できます。さらに、人気アニメや漫画の塗り絵も多く、大好きな作品を自分の色で仕上げるのはとてもワクワクします。 私が塗り方ページを担当した塗り絵本もあり、YouTubeで塗り方動画も公開しています。現役アーティストやイラストレーターによる塗り絵本も多数あり、見ているだけで画集のように楽しめます。個人作家が印刷やダウンロード形式で販売している塗り絵もあり、期間限定のものも多く魅力的です。 色鉛筆 塗り絵の道具として最も身近で始めやすいのが色鉛筆です。色鉛筆には大きく分けて「文房具用」と「画材用」があります。 文房具用:芯が硬めで折れにくく、細かい部分も潰れずに塗れます。価格も手頃です。 画材用:芯が柔らかく発色が良い。重ね塗りや混色もしやすく、作品作りに適しています。価格は高めですが、色数が豊富で表現の幅が広がります。 さらに、「油性」と「水彩色鉛筆」があり、水彩色鉛筆は水に溶かして水彩画のような表現が可能です。水筆を使えば手軽に彩色でき、準備も簡単です。両方を組み合わせて使うのも楽しい方法です。 その他の画材 色鉛筆以外にも、マーカー、絵の具、クレヨン、パステルなど様々な画材が使えます。これらについてはまた別の機会に詳しく紹介します。 鉛筆削り 普段使っている鉛筆削りで十分ですが、おすすめは「トガール」。ダイヤルで削り角度を変えられ、芯の長さを用途に合わせて調整できます。透明タイプは削りカスの溜まり具合が見えるので便利です。小型の鉛筆削りも用途によって使い分けています。価格が手頃で、短くなった鉛筆も削りやすいのが魅力です。 消しゴム 消すだけでなく、塗った上から光の線を描く表現にも使えます。ホルダータイプの「モノゼロ」は細かい線を消すのに便利です。太めタイプは力を入れやすく、太い線を消すのに適しています。「練り消しゴム」は濃く塗った部分からでも色を抜くことができ、光の粒を表現する際に役立ちます。 白ペン 白ペンは消しゴムや白色鉛筆では出せない、くっきりとした白を描けます。私が愛用しているのは「ユニボール シグノ 1.0mm ホワイト」。他にも「ポスカ極細」や「ミルキーブラッシュ ホワイト」などを使用しています。 下敷き 意外と見落とされがちですが、下敷きを敷くだけで塗りやすさが大きく変わります。家庭にあるもので十分です。 塗り絵を楽しむために特別高価な道具は必要ありません。まずは家にあるものから始め、徐々に自分に合う道具を揃えていくのも楽しみのひとつです。一緒に楽しい塗り絵ライフを送りましょう。ご視聴ありがとうございました。
塗り絵に必要な道具を知って楽しもう【色鉛筆/文具】
今回は、塗り絵を楽しむために必要な道具をご紹介します。道具を知って、もっと充実した塗り絵ライフを送りましょう。これから塗り絵を始めたい方も、もっと楽しみたい方も、ぜひ参考にしてください。 塗り絵本の種類 現在は多くの塗り絵本が出版されています。大人の塗り絵といえば「コロリアージュ」のような細かい柄を塗るタイプが有名です。細かい絵柄は根気が必要ですが、色を埋めていく楽しさがあり、初心者にもおすすめです。 また、有名な名画を塗れる塗り絵本もあり、そのまま塗るだけでなく、自分なりにアレンジして楽しめます。100円ショップにも様々な塗り絵があり、練習用にも本格作品作りにも活用できます。さらに、人気アニメや漫画の塗り絵も多く、大好きな作品を自分の色で仕上げるのはとてもワクワクします。 私が塗り方ページを担当した塗り絵本もあり、YouTubeで塗り方動画も公開しています。現役アーティストやイラストレーターによる塗り絵本も多数あり、見ているだけで画集のように楽しめます。個人作家が印刷やダウンロード形式で販売している塗り絵もあり、期間限定のものも多く魅力的です。 色鉛筆 塗り絵の道具として最も身近で始めやすいのが色鉛筆です。色鉛筆には大きく分けて「文房具用」と「画材用」があります。 文房具用:芯が硬めで折れにくく、細かい部分も潰れずに塗れます。価格も手頃です。 画材用:芯が柔らかく発色が良い。重ね塗りや混色もしやすく、作品作りに適しています。価格は高めですが、色数が豊富で表現の幅が広がります。 さらに、「油性」と「水彩色鉛筆」があり、水彩色鉛筆は水に溶かして水彩画のような表現が可能です。水筆を使えば手軽に彩色でき、準備も簡単です。両方を組み合わせて使うのも楽しい方法です。 その他の画材 色鉛筆以外にも、マーカー、絵の具、クレヨン、パステルなど様々な画材が使えます。これらについてはまた別の機会に詳しく紹介します。 鉛筆削り 普段使っている鉛筆削りで十分ですが、おすすめは「トガール」。ダイヤルで削り角度を変えられ、芯の長さを用途に合わせて調整できます。透明タイプは削りカスの溜まり具合が見えるので便利です。小型の鉛筆削りも用途によって使い分けています。価格が手頃で、短くなった鉛筆も削りやすいのが魅力です。 消しゴム 消すだけでなく、塗った上から光の線を描く表現にも使えます。ホルダータイプの「モノゼロ」は細かい線を消すのに便利です。太めタイプは力を入れやすく、太い線を消すのに適しています。「練り消しゴム」は濃く塗った部分からでも色を抜くことができ、光の粒を表現する際に役立ちます。 白ペン 白ペンは消しゴムや白色鉛筆では出せない、くっきりとした白を描けます。私が愛用しているのは「ユニボール シグノ 1.0mm ホワイト」。他にも「ポスカ極細」や「ミルキーブラッシュ ホワイト」などを使用しています。 下敷き 意外と見落とされがちですが、下敷きを敷くだけで塗りやすさが大きく変わります。家庭にあるもので十分です。 塗り絵を楽しむために特別高価な道具は必要ありません。まずは家にあるものから始め、徐々に自分に合う道具を揃えていくのも楽しみのひとつです。一緒に楽しい塗り絵ライフを送りましょう。ご視聴ありがとうございました。

初心者OK!簡単で可愛い花と女の子の塗り方【色鉛筆/塗り絵】
今回は、この花と女の子の線画を使って塗っていきます。初心者の方でも安心して取り組める、基本の塗り方だけで可愛く仕上げる方法をご紹介します。 使用する線画:花と女の子 ※Youtubeの「メンバーシップ」に入会されている方は、メンバーシップでの通知で無料ダウンロードクーポンを配信いたします。 まずは基本の塗り方をおさらいしましょう。何も意識せずに塗ると雑な印象になってしまいますが、力加減を一定にして隙間なく丁寧に少しずつ塗ることで、きれいに仕上がります。今回は、この基本を意識して塗っていきましょう。 動画内に表示される色名について説明します。表示されるのは、使用している色鉛筆のメーカー名と色名です。その色に近い色も記載しているので、お手持ちの色鉛筆で似た色を使ってみてください。説明やテロップでは、この参考色名で進めます。 肌の塗り方 ピンク系と淡い色を用意してください。まずはピンクから塗ります。影になる部分を中心に、芯を少し寝かせて横の面を使いながら、細かく動かして塗ります。色が濃くなりすぎないように、やさしい力で塗るのがポイントです。 広い部分はつい大きく動かしがちですが、小さめの動きで隙間ができないように塗りましょう。迷ったときは、線画の線の近くから塗ると失敗しにくいです。前髪の下や鼻の下、唇の下に影を入れると、自然な立体感が出ます。 次に、先ほどのピンクの上から淡い色を広めに重ねます。重ね塗りをすることで、少ない色数でも複雑で自然な色味が出せます。紙の白を残さないように塗ると、肌がよりきれいに見えます。さらにピンクを重ね、暗くしたい部分には赤紫を加えると、奥行きや立体感が増します。 目や眉も丁寧に塗りましょう。眉は毛流れに沿ってやさしく塗り、目頭や白目にも軽く影を入れると、眼球の丸みや自然な陰影が表現できます。黒目は上半分を濃く、下半分を明るく塗り分けると、まつ毛の影や艶感が出ます。 髪の毛の塗り方 髪は3色を使います。まずは中間色で全体を薄く塗ります。端から丁寧に、力を入れすぎず基本の塗り方で進めます。 次に、暗くしたい毛束と明るく見せたい毛束を意識して塗り分けます。同じ色でも力加減を変えるだけで濃淡が出るため、毛束が重なっているような立体感を表現できます。最後に2色目・3色目を重ねて、深みと艶を出します。 花の塗り方 花びらは、重なりの下になる部分を濃く、上に重なる部分を薄く塗ると自然な立体感が出ます。ピンクや赤紫を重ね、必要に応じて線をなぞって輪郭を整えましょう。花の中心は茶色や黒で仕上げ、水色などを重ねると柔らかい印象になります。 花の色は、同じ組み合わせでも塗る順番で印象が変わります。紫を先に塗った場合と赤紫を先に塗った場合で色味が異なるので、重ね方を工夫してみてください。葉は緑を下地にし、黄緑を重ねると自然なグラデーションが出ます。 仕上げ イヤリングや服も同系色でまとめると統一感が出ます。服は青系でベタ塗りし、影になる部分に紫を重ねます。爪は赤紫で塗り、艶の部分を残してピンクを重ねると自然な輝きになります。 完成 完成です。基本の「隙間なく丁寧に塗る」方法だけで、ここまできれいに仕上がります。どんなモチーフでも、この基本を意識すれば美しく塗れるようになりますよ。 今回もご視聴ありがとうございました。次回の動画もお楽しみに。
初心者OK!簡単で可愛い花と女の子の塗り方【色鉛筆/塗り絵】
今回は、この花と女の子の線画を使って塗っていきます。初心者の方でも安心して取り組める、基本の塗り方だけで可愛く仕上げる方法をご紹介します。 使用する線画:花と女の子 ※Youtubeの「メンバーシップ」に入会されている方は、メンバーシップでの通知で無料ダウンロードクーポンを配信いたします。 まずは基本の塗り方をおさらいしましょう。何も意識せずに塗ると雑な印象になってしまいますが、力加減を一定にして隙間なく丁寧に少しずつ塗ることで、きれいに仕上がります。今回は、この基本を意識して塗っていきましょう。 動画内に表示される色名について説明します。表示されるのは、使用している色鉛筆のメーカー名と色名です。その色に近い色も記載しているので、お手持ちの色鉛筆で似た色を使ってみてください。説明やテロップでは、この参考色名で進めます。 肌の塗り方 ピンク系と淡い色を用意してください。まずはピンクから塗ります。影になる部分を中心に、芯を少し寝かせて横の面を使いながら、細かく動かして塗ります。色が濃くなりすぎないように、やさしい力で塗るのがポイントです。 広い部分はつい大きく動かしがちですが、小さめの動きで隙間ができないように塗りましょう。迷ったときは、線画の線の近くから塗ると失敗しにくいです。前髪の下や鼻の下、唇の下に影を入れると、自然な立体感が出ます。 次に、先ほどのピンクの上から淡い色を広めに重ねます。重ね塗りをすることで、少ない色数でも複雑で自然な色味が出せます。紙の白を残さないように塗ると、肌がよりきれいに見えます。さらにピンクを重ね、暗くしたい部分には赤紫を加えると、奥行きや立体感が増します。 目や眉も丁寧に塗りましょう。眉は毛流れに沿ってやさしく塗り、目頭や白目にも軽く影を入れると、眼球の丸みや自然な陰影が表現できます。黒目は上半分を濃く、下半分を明るく塗り分けると、まつ毛の影や艶感が出ます。 髪の毛の塗り方 髪は3色を使います。まずは中間色で全体を薄く塗ります。端から丁寧に、力を入れすぎず基本の塗り方で進めます。 次に、暗くしたい毛束と明るく見せたい毛束を意識して塗り分けます。同じ色でも力加減を変えるだけで濃淡が出るため、毛束が重なっているような立体感を表現できます。最後に2色目・3色目を重ねて、深みと艶を出します。 花の塗り方 花びらは、重なりの下になる部分を濃く、上に重なる部分を薄く塗ると自然な立体感が出ます。ピンクや赤紫を重ね、必要に応じて線をなぞって輪郭を整えましょう。花の中心は茶色や黒で仕上げ、水色などを重ねると柔らかい印象になります。 花の色は、同じ組み合わせでも塗る順番で印象が変わります。紫を先に塗った場合と赤紫を先に塗った場合で色味が異なるので、重ね方を工夫してみてください。葉は緑を下地にし、黄緑を重ねると自然なグラデーションが出ます。 仕上げ イヤリングや服も同系色でまとめると統一感が出ます。服は青系でベタ塗りし、影になる部分に紫を重ねます。爪は赤紫で塗り、艶の部分を残してピンクを重ねると自然な輝きになります。 完成 完成です。基本の「隙間なく丁寧に塗る」方法だけで、ここまできれいに仕上がります。どんなモチーフでも、この基本を意識すれば美しく塗れるようになりますよ。 今回もご視聴ありがとうございました。次回の動画もお楽しみに。
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