レッスン
エモ塗りに挑戦!夕焼け空と女の子
今回は「夕焼け空と女の子」をテーマに、色鉛筆で塗っていきます。使用する線画は、夕日の光が差し込む放課後の女子学生をイメージしたものです。ヌリイロ公式サイトでは、すぐに塗れるダウンロード版と、塗り絵専用紙に印刷済みの線画の2種類をご用意しています。ご希望に合わせてチェックしてみてください。 いきなり本番が不安な方は、練習用の動画もあります。人物の基本的な塗り方、布のシワの描き方、背景の塗り方など、過去動画を参考にしてから挑戦してみてください。それでは始めましょう。 今回使用するのは「ホルベイン アーチスト色鉛筆」です。使用色は近似色も併記しているので、お手持ちの色鉛筆で代用してください。 女の子の塗り方 夕焼けを主役に見せるため、女の子に夕日が当たっている表現から始めます。逆光の雰囲気を意識し、背景の空には黄色や山吹色、橙色を重ねていきます。髪は茶色と焦げ茶で立体感を出し、耳の後ろや後頭部は暗くして奥行きを表現します。芯先を尖らせ、束感を描き込むと自然に仕上がります。明るい部分には黄色を薄く重ねて光を加えましょう。 カーディガンはグレー(ねずみ色)をベースに。まずシワの線を意識しながら塗り、ところどころ黄色の光を上から重ねると、グレー地に暖色の光が当たった質感になります。シワの縁に明るさを作ると布の立体感が出ます。逆光なので、身頃中央のボタン留め部分はやや暗めにしっかり塗り込みます。黒はコントラストを強めるのに有効ですが、発色が強いので力を入れすぎないようにしましょう。 スカーフとリボンは赤をベースに、焦げ茶で影を添えて立体感を出します。塗りすぎた箇所は消しゴムで明るさを戻すと整います。 セーラー襟は青〜紺で。布全体を塗るときは芯の横を使って柔らかく、陰影を強めたい所は芯先で引き締めます。芯の角度を使い分けると表現の幅が広がります。→ 【動画】布のシワの塗り方と考え方①~基本の考え方とリボンの塗り方~ → 【動画】布のシワの塗り方と考え方②~スカートとカーテンの塗り方~ 顔の塗り方 まずピンクで影を置き、その上から薄い肌色を重ねて肌色を作ります。さらにピンクや茶色で陰影を調整します。塗り跡が残らないよう力加減に注意してください。今回は学生らしくナチュラルに。眉やまつ毛、アイラインの太さ、瞳の色を変えるだけで印象は大きく変わります。好みでアレンジしてみてください。印刷線をそのまま残さず、線の上から色を重ねると、完成度と統一感が高まります。 → 【動画】【人物基本①】サラ艶髪の毛の塗り方と立体感の出し方→ 【動画】【人物基本②】肌と立体的な顔の塗り方【色鉛筆】 夕焼け空の塗り方 空の上部1/4ほどを青で塗り、上から橙色を重ねてグラデーションを作ります。さらに山吹色を加え、下の方に黄色を多めに置いて夕日の光を表現します。雲は、下側に夕日の色、上側に薄紫やグレーを入れて立体感を。必要に応じて黒をごく薄く足すと、光がより際立ちます。雲を塗るときは芯の横でくるくると円を描くように、柔らかく塗ると自然です。空全体は、夕日の位置とグラデーションを意識しながら馴染ませていきます。 → 【動画】背景の基本の塗り方→ 【動画】夕焼け空と海の描き方 仕上げと微調整 全体に色が入ったら、暗さが足りない所は濃く、明るすぎる所には色を薄く足すなど、バランスを見ながら微調整します。ハイライトは消しゴムで明るさを起こし、その上から白を重ねると効果的。肌にはお持ちの方はホルベイン「シェルピンク」を薄く重ねると、なめらかに整います。空にピンクを少し足すと、夕焼けのやわらかさが引き立ちます。 以上で完成です。今回は「夕日の光」をテーマに仕上げました。背景の雲はアレンジがしやすいので、色を変えるだけでも雰囲気が一変します。別の空模様に挑戦したり、背景を描き込みながら、自由に楽しんでください。完成作品は、ぜひヌリイロの「みんなの塗り絵」に投稿してください。皆さんの作品を見るのを楽しみにしています。ご視聴ありがとうございました。感想やリクエストもコメントでお待ちしています。
エモ塗りに挑戦!夕焼け空と女の子
今回は「夕焼け空と女の子」をテーマに、色鉛筆で塗っていきます。使用する線画は、夕日の光が差し込む放課後の女子学生をイメージしたものです。ヌリイロ公式サイトでは、すぐに塗れるダウンロード版と、塗り絵専用紙に印刷済みの線画の2種類をご用意しています。ご希望に合わせてチェックしてみてください。 いきなり本番が不安な方は、練習用の動画もあります。人物の基本的な塗り方、布のシワの描き方、背景の塗り方など、過去動画を参考にしてから挑戦してみてください。それでは始めましょう。 今回使用するのは「ホルベイン アーチスト色鉛筆」です。使用色は近似色も併記しているので、お手持ちの色鉛筆で代用してください。 女の子の塗り方 夕焼けを主役に見せるため、女の子に夕日が当たっている表現から始めます。逆光の雰囲気を意識し、背景の空には黄色や山吹色、橙色を重ねていきます。髪は茶色と焦げ茶で立体感を出し、耳の後ろや後頭部は暗くして奥行きを表現します。芯先を尖らせ、束感を描き込むと自然に仕上がります。明るい部分には黄色を薄く重ねて光を加えましょう。 カーディガンはグレー(ねずみ色)をベースに。まずシワの線を意識しながら塗り、ところどころ黄色の光を上から重ねると、グレー地に暖色の光が当たった質感になります。シワの縁に明るさを作ると布の立体感が出ます。逆光なので、身頃中央のボタン留め部分はやや暗めにしっかり塗り込みます。黒はコントラストを強めるのに有効ですが、発色が強いので力を入れすぎないようにしましょう。 スカーフとリボンは赤をベースに、焦げ茶で影を添えて立体感を出します。塗りすぎた箇所は消しゴムで明るさを戻すと整います。 セーラー襟は青〜紺で。布全体を塗るときは芯の横を使って柔らかく、陰影を強めたい所は芯先で引き締めます。芯の角度を使い分けると表現の幅が広がります。→ 【動画】布のシワの塗り方と考え方①~基本の考え方とリボンの塗り方~ → 【動画】布のシワの塗り方と考え方②~スカートとカーテンの塗り方~ 顔の塗り方 まずピンクで影を置き、その上から薄い肌色を重ねて肌色を作ります。さらにピンクや茶色で陰影を調整します。塗り跡が残らないよう力加減に注意してください。今回は学生らしくナチュラルに。眉やまつ毛、アイラインの太さ、瞳の色を変えるだけで印象は大きく変わります。好みでアレンジしてみてください。印刷線をそのまま残さず、線の上から色を重ねると、完成度と統一感が高まります。 → 【動画】【人物基本①】サラ艶髪の毛の塗り方と立体感の出し方→ 【動画】【人物基本②】肌と立体的な顔の塗り方【色鉛筆】 夕焼け空の塗り方 空の上部1/4ほどを青で塗り、上から橙色を重ねてグラデーションを作ります。さらに山吹色を加え、下の方に黄色を多めに置いて夕日の光を表現します。雲は、下側に夕日の色、上側に薄紫やグレーを入れて立体感を。必要に応じて黒をごく薄く足すと、光がより際立ちます。雲を塗るときは芯の横でくるくると円を描くように、柔らかく塗ると自然です。空全体は、夕日の位置とグラデーションを意識しながら馴染ませていきます。 → 【動画】背景の基本の塗り方→ 【動画】夕焼け空と海の描き方 仕上げと微調整 全体に色が入ったら、暗さが足りない所は濃く、明るすぎる所には色を薄く足すなど、バランスを見ながら微調整します。ハイライトは消しゴムで明るさを起こし、その上から白を重ねると効果的。肌にはお持ちの方はホルベイン「シェルピンク」を薄く重ねると、なめらかに整います。空にピンクを少し足すと、夕焼けのやわらかさが引き立ちます。 以上で完成です。今回は「夕日の光」をテーマに仕上げました。背景の雲はアレンジがしやすいので、色を変えるだけでも雰囲気が一変します。別の空模様に挑戦したり、背景を描き込みながら、自由に楽しんでください。完成作品は、ぜひヌリイロの「みんなの塗り絵」に投稿してください。皆さんの作品を見るのを楽しみにしています。ご視聴ありがとうございました。感想やリクエストもコメントでお待ちしています。
消しゴムは“描く”道具!種類と使い方ガイド
消しゴムは「修正するための道具」だけではありません。使い方次第で、光や質感、模様を“描く”ことができます。ここでは、よく使える消しゴムの種類と、描画に活かすテクニックを紹介します。 1. 消しゴムの種類 一般的な消しゴム 鉛筆を消すために作られた消しゴム。鉛筆やシャープペンの線、ラフスケッチ、鉛筆画、木炭デッサンの修正に適しています。ただし、色鉛筆は芯の成分が異なるため、一般的な消しゴムでは“消える”というより、色が伸びて擦れやすくなります。 色鉛筆用消しゴム 色鉛筆の線を比較的きれいに薄くできます。メーカーや色によって消えやすさに差はありますが、一般的な消しゴムより有効です。 代替で使えるおすすめ サクラクーピー用消しゴム:クーピーと色鉛筆は成分が違いますが、この消しゴムは色鉛筆にもよく効きます。 無印良品の消しゴム:色鉛筆用ではないものの、入手しやすく、色鉛筆でも比較的よく消えます。 スティック型(ホルダータイプ) ボタンを押すと芯のように消しゴムが出るタイプ。丸軸や角軸、太めなど形状が豊富。細い分だけ力が伝わりやすく、細部の修正やハイライトの“描き込み”に最適です。替え消しゴムを入れて繰り返し使えます。 電動消しゴム 最も“消す力”が強く、修正というよりペン感覚で描く用途に向きます。先端を細・太で交換できるタイプが便利。100円ショップでも手に入るので試しやすい道具です。濃く塗った部分にも有効で、点描や微細な模様づくりに活躍します。 練り消しゴム ちぎって練ってから使うタイプ。鉛筆・木炭・ソフトパステルなど粉っぽい画材に向きます。色を一気に削るより、トントンと押して“色を持ち上げる”ように使い、明度を調整します。色鉛筆でも、押し当てる使い方で少しずつ薄くできます。 2. 消しゴムで“描く”基本テクニック ハイライトを入れる(丸・ハートの例) スティック型、または普通の消しゴムの角を使用。 丸の右上を小さく円を描くように消して光を入れる。持ち手を下側で支えると折れにくい。 ハートはカーブに沿って消し、ツヤ感を強調。消した後は周囲を整える。 同じ箇所に電動消しゴムを使うと白さが際立ち、質感が硬めに見えます。手動と電動を重ねると、明るさの段階が生まれ、より立体的に。 キラキラ(光の線・粒)の描き方 背景にまっすぐの光線を消しゴムで引く。フリーハンドが難しければ定規を使用。 中心を丸く消し、外側へ向けて“シャッシャ”と塗るように消すと、端が薄まり線ではなく“光”らしく見えます。 周囲に細かな光の粒を点在させると効果的。 電動消しゴムのコツ(星空など) 先端を軽く当ててすぐ離すと、ひっかき傷のようになりがち。 しっかり押し当ててから離すと、きれいな丸い点光になります。押し当てる時間で大きさを調整。少し回転させると大きめの光に。...
消しゴムは“描く”道具!種類と使い方ガイド
消しゴムは「修正するための道具」だけではありません。使い方次第で、光や質感、模様を“描く”ことができます。ここでは、よく使える消しゴムの種類と、描画に活かすテクニックを紹介します。 1. 消しゴムの種類 一般的な消しゴム 鉛筆を消すために作られた消しゴム。鉛筆やシャープペンの線、ラフスケッチ、鉛筆画、木炭デッサンの修正に適しています。ただし、色鉛筆は芯の成分が異なるため、一般的な消しゴムでは“消える”というより、色が伸びて擦れやすくなります。 色鉛筆用消しゴム 色鉛筆の線を比較的きれいに薄くできます。メーカーや色によって消えやすさに差はありますが、一般的な消しゴムより有効です。 代替で使えるおすすめ サクラクーピー用消しゴム:クーピーと色鉛筆は成分が違いますが、この消しゴムは色鉛筆にもよく効きます。 無印良品の消しゴム:色鉛筆用ではないものの、入手しやすく、色鉛筆でも比較的よく消えます。 スティック型(ホルダータイプ) ボタンを押すと芯のように消しゴムが出るタイプ。丸軸や角軸、太めなど形状が豊富。細い分だけ力が伝わりやすく、細部の修正やハイライトの“描き込み”に最適です。替え消しゴムを入れて繰り返し使えます。 電動消しゴム 最も“消す力”が強く、修正というよりペン感覚で描く用途に向きます。先端を細・太で交換できるタイプが便利。100円ショップでも手に入るので試しやすい道具です。濃く塗った部分にも有効で、点描や微細な模様づくりに活躍します。 練り消しゴム ちぎって練ってから使うタイプ。鉛筆・木炭・ソフトパステルなど粉っぽい画材に向きます。色を一気に削るより、トントンと押して“色を持ち上げる”ように使い、明度を調整します。色鉛筆でも、押し当てる使い方で少しずつ薄くできます。 2. 消しゴムで“描く”基本テクニック ハイライトを入れる(丸・ハートの例) スティック型、または普通の消しゴムの角を使用。 丸の右上を小さく円を描くように消して光を入れる。持ち手を下側で支えると折れにくい。 ハートはカーブに沿って消し、ツヤ感を強調。消した後は周囲を整える。 同じ箇所に電動消しゴムを使うと白さが際立ち、質感が硬めに見えます。手動と電動を重ねると、明るさの段階が生まれ、より立体的に。 キラキラ(光の線・粒)の描き方 背景にまっすぐの光線を消しゴムで引く。フリーハンドが難しければ定規を使用。 中心を丸く消し、外側へ向けて“シャッシャ”と塗るように消すと、端が薄まり線ではなく“光”らしく見えます。 周囲に細かな光の粒を点在させると効果的。 電動消しゴムのコツ(星空など) 先端を軽く当ててすぐ離すと、ひっかき傷のようになりがち。 しっかり押し当ててから離すと、きれいな丸い点光になります。押し当てる時間で大きさを調整。少し回転させると大きめの光に。...
色鉛筆の白はどう使う?3つの基本テクニックとオススメな白色鉛筆
白色鉛筆は「どう使えばいいか分からない」と感じやすい色ですが、実は作品の完成度を大きく高める重要な存在です。ここでは、白の基本テクニックを3つと、おすすめの白色鉛筆をご紹介します。使用例に、オリジナルキャラクター「モコた」の線画を用いています。なお、説明を分かりやすくするため、まず他の色を塗ってから白を重ねていますので、ぜひダウンロードしてやってみてください。 1. 白くしたい部分に重ねる 白い紙にそのまま白を塗っても見えにくいため、まず周囲に色を入れてから白を重ねるのが基本です。 例) ボタンのハイライト:紙の白を残しただけだと浮きやすいので、上から白を軽く重ねて馴染ませると自然な白になります。 靴のつま先:明るく見せたい部分に白を入れると、丸みが出て立体感が増します。 水滴や光の輝き:ハイライトを残したうえで白を薄く重ねると、透明感や柔らかな光の表情が生まれます。 この方法は背景にも応用できます。下地や周囲に色を置き、白を後から重ねることで、全体をやわらかく華やかに整えられます。 2. 色を「伸ばして」なじませる 他の色の上に白を重ねると、粒状の塗り残しが消え、表面が滑らかになります。 トーン調整:白が入ることで全体がパステル調のやさしい色味に。 グラデーション:境目に白を重ねると、繋がりが自然でなめらかに。 模様上の応用:たとえば水玉をグラデーションで塗った後、全体に白を薄く重ねると透明感と統一感が増します。 「紙の上で色を混ぜる」感覚で、白をブレンダー(なじませ役)として使うイメージです。 3. 線画を薄くしてナチュラルに仕上げる 黒く太い線は存在感が強く、塗っても平面的に見えやすいことがあります。黒線の上から白を薄く重ねて線を和らげると、全体が自然な印象に。さらに白の上から色を重ねると、黒線がより目立たなくなり完成度が上がります。 塗り始めは軽く:白は他の色を弾きやすい性質があるため、最初は強く塗りすぎないのがコツ。 印刷の黒にも有効:印刷された黒部分に白をひと塗りしてから色をのせると、色の入りが大きく変わります。 芯の黒を和らげる:鉛筆の黒っぽさに白を重ねてから色をのせれば、柔らかいトーンに変化。線の色味を変えるだけでなく、線画の印象や形の見え方をコントロールする応用も可能です。私はこれを「整形塗り絵」「コスプレ塗り絵」と呼び、塗り絵の新しい楽しみ方として紹介しています。 仕上げとレイヤーの重ね方 全体の仕上げとして白を薄く入れると、表面がなめらかになり統一感が生まれます。もっと色を深めたい場合は、白 → 色 → 白 →...
色鉛筆の白はどう使う?3つの基本テクニックとオススメな白色鉛筆
白色鉛筆は「どう使えばいいか分からない」と感じやすい色ですが、実は作品の完成度を大きく高める重要な存在です。ここでは、白の基本テクニックを3つと、おすすめの白色鉛筆をご紹介します。使用例に、オリジナルキャラクター「モコた」の線画を用いています。なお、説明を分かりやすくするため、まず他の色を塗ってから白を重ねていますので、ぜひダウンロードしてやってみてください。 1. 白くしたい部分に重ねる 白い紙にそのまま白を塗っても見えにくいため、まず周囲に色を入れてから白を重ねるのが基本です。 例) ボタンのハイライト:紙の白を残しただけだと浮きやすいので、上から白を軽く重ねて馴染ませると自然な白になります。 靴のつま先:明るく見せたい部分に白を入れると、丸みが出て立体感が増します。 水滴や光の輝き:ハイライトを残したうえで白を薄く重ねると、透明感や柔らかな光の表情が生まれます。 この方法は背景にも応用できます。下地や周囲に色を置き、白を後から重ねることで、全体をやわらかく華やかに整えられます。 2. 色を「伸ばして」なじませる 他の色の上に白を重ねると、粒状の塗り残しが消え、表面が滑らかになります。 トーン調整:白が入ることで全体がパステル調のやさしい色味に。 グラデーション:境目に白を重ねると、繋がりが自然でなめらかに。 模様上の応用:たとえば水玉をグラデーションで塗った後、全体に白を薄く重ねると透明感と統一感が増します。 「紙の上で色を混ぜる」感覚で、白をブレンダー(なじませ役)として使うイメージです。 3. 線画を薄くしてナチュラルに仕上げる 黒く太い線は存在感が強く、塗っても平面的に見えやすいことがあります。黒線の上から白を薄く重ねて線を和らげると、全体が自然な印象に。さらに白の上から色を重ねると、黒線がより目立たなくなり完成度が上がります。 塗り始めは軽く:白は他の色を弾きやすい性質があるため、最初は強く塗りすぎないのがコツ。 印刷の黒にも有効:印刷された黒部分に白をひと塗りしてから色をのせると、色の入りが大きく変わります。 芯の黒を和らげる:鉛筆の黒っぽさに白を重ねてから色をのせれば、柔らかいトーンに変化。線の色味を変えるだけでなく、線画の印象や形の見え方をコントロールする応用も可能です。私はこれを「整形塗り絵」「コスプレ塗り絵」と呼び、塗り絵の新しい楽しみ方として紹介しています。 仕上げとレイヤーの重ね方 全体の仕上げとして白を薄く入れると、表面がなめらかになり統一感が生まれます。もっと色を深めたい場合は、白 → 色 → 白 →...
【色鉛筆】夕焼け空と海の描き方
こんにちは。今回は、背景に使える「きれいな夕焼け空と海」の塗り方を解説します。背景塗りに自信がない方は、先に「背景の基本編」動画もご覧ください。基本の塗り方やグラデーションの作り方を丁寧に説明しています。 用意するもの 色鉛筆:トンボ色鉛筆を使用(24色程度あればOK。お手元の色鉛筆で大丈夫です) 紙:無地のノートや画用紙(表面があまりデコボコしていないものが塗りやすい) 下準備 長方形のフレームを描きます(目安:10cm × 7cm)。大きすぎると大変なので小さめがおすすめです。 1. 空のグラデーション 青上端から横方向の細かなストロークで塗り始め、少しずつ下へ。上を濃く、下ほど薄く。芯の側面を使い、やわらかい線で塗ります。最初はムラや隙間があってもOK。のちほど重ねて整えます。 紫先ほどの青より少し下から重ね、上は濃く下へ向かって薄く。青の範囲よりやや下まで伸ばします。 ピンク紫よりさらに下から。同様に上を濃く、下を薄く。ピンクは少し広めに下まで。 橙(オレンジ)ピンクの下あたりに“太陽”の楕円を薄く描き、外側へ横に広げます。かっちり丸でなくて大丈夫。ピンクとオレンジが重なる部分の色味が夕焼けらしさを出します。 黄太陽の楕円の内側、とくに中心近くを多めに。外側に向かって橙が巡るイメージです。 2. 海と地平線(水平線) 水平線を引く(紫)太陽の下に一本の水平線を描きます。そこから下が海になります。 海のベース(紫→ピンク→水色)海面は中央(太陽の映り込み)を少し空け、紫で上を濃く下を薄くのグラデーション。その上にピンクを重ね、中央はやや濃く、外側ほど薄くする“横のグラデーション”も意識します。さらに水色を重ね、紫・ピンクの下側にかぶせながら下方向へ広げます。 波打ち際(紫)直線ではなく、ゆるやかなうねりの線で波打ち際を描きます。 砂浜(グレー)砂浜部分はグレーでさっと薄く。 3. 反射光と夕焼けの深み 黄(反射光)海面の中央の“開けておいた部分”に、上をやや強く、下へ向かって薄く広げるように黄をのせます。 赤(映り込み・空の強調)海の上側に赤を重ね、夕焼けの映り込みを強調。空側も赤みを少し足して深みを出します。 全体の濃度調整(青・紫・ピンクを交互に)空の上部は青をもう一段濃く。端は横・縦・円運動を混ぜて塗り残しを減らします。紫→ピンク→青をランダム気味に交互で重ね、均一にしすぎず自然な濃淡に。※同量を均一に塗ると“縞”になりやすいので、濃淡に揺らぎを作るのがコツ。 4. 雲の描き込み 雲の形(紫)横方向に小さく円を描くようなストロークで、やや細長い雲を作ります(形は自由)。 雲の下側(橙→黄)夕日の光が当たる雲の下辺に橙を、さらに外縁に黄を重ね、光の縁取りを表現します。...
【色鉛筆】夕焼け空と海の描き方
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布のシワの塗り方と考え方② ー スカートとカーテンの塗り方
今回は「布のシワの塗り方と考え方」の第2回として、スカートとカーテンを題材に実践します。動画と同じ線画は、ヌリイロ公式サイトで ダウンロード版 と 印刷済み線画 の2種類から選べます。用途に合わせてご活用ください。 1. シワの基本(復習) 布を横から見た断面図をイメージすると、下側ほど暗く、上側ほど明るいグラデーションになります。線画に入る「シワの線」は主に次の2パターンです。 Aパターン(明暗の境目)線を境に片側を暗く、反対側を明るくします(左右または上下のどちらか)。 Bパターン(影の芯)線が最暗部を示すときは、線を中心に暗さを置き、外側へ徐々に明るくなるように塗ります。 実際の布ではAとBを併用することがよくあります。 2. スカートの塗り方 一体感を出すスカートのシワ線は途切れて見えても、同じ一枚布の連続です。線より少し長めに影を伸ばし、つながりを意識します。 裾(ヘム)の波形で起伏を読む裾が波打つ形を手掛かりに、上に来る部分=明るい/線に向かって暗く。この場合、線は最暗となり、左右にも暗さを乗せるBパターンで処理します。 奥行き(前後関係)中央から左右へ奥行きがあるため、後ろ側(左右の奥)は中央より暗めに。位置関係に応じて暗さを段階付けすると立体感が増します。 デザインに合わせた見極めスカートのデザインによってAになる箇所もあります。例えばウエスト付近の小さな寄りシワは、右を明るく・左を暗くするAパターンで。 重ね塗りと質感明るい部分にもごく薄く色を入れてなめらかなグラデーションに。黄緑→緑を重ねて色に深みを出し、ウエストはツヤ感が出るようフラットに整えます。最暗部には黒を“軽い力”で置き、強く出しすぎないように。 3. カーテンの塗り方 たるみの読み取り上部の線画のカーブから布のたるみが分かります。たるみの中央(手前側)は明るくなります。 タッセル周りリボン同様、束ねられた部分にシワが集中して暗くなります。重なりや引っぱりがあるため、線の片側を暗く、反対側を明るくするAパターンが有効。 光源の想定窓から中央に光が入る想定なら、全体は中央が明るく、両サイドが暗め。大きな面でも、各たるみ単位でもこの考え方を適用します。 具体的な塗り分け上部の沈み込むシワ線は両側が暗いBパターン。タッセル上のシワ線はAパターン(片側暗・片側明)で。シワは線画より長く描き足し、右側をやや暗めにして奥行きを強調します。タッセル下にも影を入れ、右を暗く・左を明るくグラデーション。 色の重ね方黒は薄く優しく置き、のちに青を重ねて馴染ませると黒が浮きません。明るい部分にも水色を薄く入れて統一感を出し、左側も同様に仕上げます。 仕上がりの整理カーテンは、上部のたるみ=Bパターン、タッセル周りと下部=Aパターンのミックスで完成。 4. 観察のコツ もし難しく感じたら、身近な布や洋服を観察しましょう。「どこに線が入るか」「線のどちら側が暗く(明るく)なるか」を見極める癖をつけると、A/Bの判断がすぐにできるようになり、さまざまな布が塗れるようになります。 5....
布のシワの塗り方と考え方② ー スカートとカーテンの塗り方
今回は「布のシワの塗り方と考え方」の第2回として、スカートとカーテンを題材に実践します。動画と同じ線画は、ヌリイロ公式サイトで ダウンロード版 と 印刷済み線画 の2種類から選べます。用途に合わせてご活用ください。 1. シワの基本(復習) 布を横から見た断面図をイメージすると、下側ほど暗く、上側ほど明るいグラデーションになります。線画に入る「シワの線」は主に次の2パターンです。 Aパターン(明暗の境目)線を境に片側を暗く、反対側を明るくします(左右または上下のどちらか)。 Bパターン(影の芯)線が最暗部を示すときは、線を中心に暗さを置き、外側へ徐々に明るくなるように塗ります。 実際の布ではAとBを併用することがよくあります。 2. スカートの塗り方 一体感を出すスカートのシワ線は途切れて見えても、同じ一枚布の連続です。線より少し長めに影を伸ばし、つながりを意識します。 裾(ヘム)の波形で起伏を読む裾が波打つ形を手掛かりに、上に来る部分=明るい/線に向かって暗く。この場合、線は最暗となり、左右にも暗さを乗せるBパターンで処理します。 奥行き(前後関係)中央から左右へ奥行きがあるため、後ろ側(左右の奥)は中央より暗めに。位置関係に応じて暗さを段階付けすると立体感が増します。 デザインに合わせた見極めスカートのデザインによってAになる箇所もあります。例えばウエスト付近の小さな寄りシワは、右を明るく・左を暗くするAパターンで。 重ね塗りと質感明るい部分にもごく薄く色を入れてなめらかなグラデーションに。黄緑→緑を重ねて色に深みを出し、ウエストはツヤ感が出るようフラットに整えます。最暗部には黒を“軽い力”で置き、強く出しすぎないように。 3. カーテンの塗り方 たるみの読み取り上部の線画のカーブから布のたるみが分かります。たるみの中央(手前側)は明るくなります。 タッセル周りリボン同様、束ねられた部分にシワが集中して暗くなります。重なりや引っぱりがあるため、線の片側を暗く、反対側を明るくするAパターンが有効。 光源の想定窓から中央に光が入る想定なら、全体は中央が明るく、両サイドが暗め。大きな面でも、各たるみ単位でもこの考え方を適用します。 具体的な塗り分け上部の沈み込むシワ線は両側が暗いBパターン。タッセル上のシワ線はAパターン(片側暗・片側明)で。シワは線画より長く描き足し、右側をやや暗めにして奥行きを強調します。タッセル下にも影を入れ、右を暗く・左を明るくグラデーション。 色の重ね方黒は薄く優しく置き、のちに青を重ねて馴染ませると黒が浮きません。明るい部分にも水色を薄く入れて統一感を出し、左側も同様に仕上げます。 仕上がりの整理カーテンは、上部のたるみ=Bパターン、タッセル周りと下部=Aパターンのミックスで完成。 4. 観察のコツ もし難しく感じたら、身近な布や洋服を観察しましょう。「どこに線が入るか」「線のどちら側が暗く(明るく)なるか」を見極める癖をつけると、A/Bの判断がすぐにできるようになり、さまざまな布が塗れるようになります。 5....
布のシワの塗り方と考え方① ー 基本の考え方とリボンの塗り方
今回は、布のシワの基本的な考え方と、リボンを題材にした具体的な塗り方を解説します。同じ線画を使って一緒に塗れるよう、ヌリイロ公式サイトでは「ダウンロード版」と「印刷済み線画」の2種類をご用意しています。お好みに合わせてチェックしてください。 1. シワを観察して理解する まずはシワの仕組みを簡単に観察します。ティッシュを一度くしゃっと握ると、大小さまざまなシワが生まれます。左から光が当たっていると仮定すると、右側に向かって暗くなり、形としては「上がっては下がる」を繰り返します。大きなシワも小さなシワも、同じ原理で起きています。 線画に描かれている「シワの線」は、以下のどちらかを示しています。 光と影の境目 影のいちばん暗いところ(影の芯) 塗るときは、線だけを囲って暗くするのではなく、「1枚の布が連続してつながっている」ことを意識し、線から周囲へ緩やかなグラデーションで影をつなげていくのが基本です。 2. 線画と影の関係(簡易断面図の考え方) 布を横から見た断面を想像すると、山と谷の起伏に沿って、下側ほど暗いグラデーション、上側ほど明るいグラデーションになります。線画にシワの線が入る位置は主に次の2パターンです。 Aパターン(境目の線)線が明暗の境目を表すときは、線の片側を暗く、反対側を明るくします。線を挟んでコントラストをつけるイメージです。 Bパターン(影の芯の線)線が影の最暗部(谷)を示すときは、線を中心に暗さを置き、外側へ向かって徐々に明るくなるようにグラデーションを作ります。 実際の布では、AとBの両方を使い分ける場面が多くあります。 3. リボンの塗り方(実践) リボンは中央の結び目に向かって布が引かれるため、結び目付近にシワが集中します。複雑に見えても、基本の考え方に沿えば大丈夫です。 シワの線の見極め線画の黒い線が「シワの線」です。カーブしているシワは谷側(内側)に影を入れると自然に見えます。 影は“少し長め”に線のすぐ脇だけで影を止めると不自然です。線より気持ち長めに影を伸ばし、ふわっと自然に切らします。 結び目は立体(球体)として捉える結び目には丸みがあります。上下左右の縁をやや暗く、中央を明るく残すと立体感が出ます。引っ張られている箇所(結び目の際)はより暗く。 膨らみ=ハイライト今回の例では、右側にふくらみが出る形。ふくらむ側は明るく、外周にもわずかな陰影を入れて立体感を強調します。 下がりのパーツ(垂れ部分)垂れたリボンには縦方向のシワが入ります。シワ線に対し片側を暗く、反対側を明るくするAパターンで塗ると、すっきり見えます。 重ね塗りで深みを作るベースの影に、茶色→赤などを重ねて色に深みを出します。最暗部には黒を“ごく軽く”重ね、強く出しすぎないよう注意。※明るい部分は完全な塗り残しにせず、ごく薄く色を入れておくと自然に馴染みます。 4. 仕上がりのチェックとポイント 今回のリボンの主要なシワはAパターンで処理しています。線の隣に暗い側と明るい側が必ず対になっているかを確認しましょう。 布の柔らかさを出すには、色の変化を急にせず、エッジを立てすぎないなめらかなグラデーションが鍵です。 線の上下(または左右)どちらを暗くするのかを起伏(山・谷)で判断し、影は線より少し長めにのばすと自然です。 5. 次回予告...
布のシワの塗り方と考え方① ー 基本の考え方とリボンの塗り方
今回は、布のシワの基本的な考え方と、リボンを題材にした具体的な塗り方を解説します。同じ線画を使って一緒に塗れるよう、ヌリイロ公式サイトでは「ダウンロード版」と「印刷済み線画」の2種類をご用意しています。お好みに合わせてチェックしてください。 1. シワを観察して理解する まずはシワの仕組みを簡単に観察します。ティッシュを一度くしゃっと握ると、大小さまざまなシワが生まれます。左から光が当たっていると仮定すると、右側に向かって暗くなり、形としては「上がっては下がる」を繰り返します。大きなシワも小さなシワも、同じ原理で起きています。 線画に描かれている「シワの線」は、以下のどちらかを示しています。 光と影の境目 影のいちばん暗いところ(影の芯) 塗るときは、線だけを囲って暗くするのではなく、「1枚の布が連続してつながっている」ことを意識し、線から周囲へ緩やかなグラデーションで影をつなげていくのが基本です。 2. 線画と影の関係(簡易断面図の考え方) 布を横から見た断面を想像すると、山と谷の起伏に沿って、下側ほど暗いグラデーション、上側ほど明るいグラデーションになります。線画にシワの線が入る位置は主に次の2パターンです。 Aパターン(境目の線)線が明暗の境目を表すときは、線の片側を暗く、反対側を明るくします。線を挟んでコントラストをつけるイメージです。 Bパターン(影の芯の線)線が影の最暗部(谷)を示すときは、線を中心に暗さを置き、外側へ向かって徐々に明るくなるようにグラデーションを作ります。 実際の布では、AとBの両方を使い分ける場面が多くあります。 3. リボンの塗り方(実践) リボンは中央の結び目に向かって布が引かれるため、結び目付近にシワが集中します。複雑に見えても、基本の考え方に沿えば大丈夫です。 シワの線の見極め線画の黒い線が「シワの線」です。カーブしているシワは谷側(内側)に影を入れると自然に見えます。 影は“少し長め”に線のすぐ脇だけで影を止めると不自然です。線より気持ち長めに影を伸ばし、ふわっと自然に切らします。 結び目は立体(球体)として捉える結び目には丸みがあります。上下左右の縁をやや暗く、中央を明るく残すと立体感が出ます。引っ張られている箇所(結び目の際)はより暗く。 膨らみ=ハイライト今回の例では、右側にふくらみが出る形。ふくらむ側は明るく、外周にもわずかな陰影を入れて立体感を強調します。 下がりのパーツ(垂れ部分)垂れたリボンには縦方向のシワが入ります。シワ線に対し片側を暗く、反対側を明るくするAパターンで塗ると、すっきり見えます。 重ね塗りで深みを作るベースの影に、茶色→赤などを重ねて色に深みを出します。最暗部には黒を“ごく軽く”重ね、強く出しすぎないよう注意。※明るい部分は完全な塗り残しにせず、ごく薄く色を入れておくと自然に馴染みます。 4. 仕上がりのチェックとポイント 今回のリボンの主要なシワはAパターンで処理しています。線の隣に暗い側と明るい側が必ず対になっているかを確認しましょう。 布の柔らかさを出すには、色の変化を急にせず、エッジを立てすぎないなめらかなグラデーションが鍵です。 線の上下(または左右)どちらを暗くするのかを起伏(山・谷)で判断し、影は線より少し長めにのばすと自然です。 5. 次回予告...
【初心者OK】色鉛筆で描く背景の基本テクニック
今回は、塗り絵の背景に使える「基本の塗り方」を紹介します。手軽なのに仕上がりがぐっと良くなる方法ばかりです。 背景とは、モチーフの外側にある余白部分を色で満たし、主役を引き立てて作品の世界観をつくる要素のことです。必ずしも塗る必要はありませんが、背景を加えると完成度が高まります。背景が苦手な方も多いので、まずは基本の塗り方から一緒に始めてみましょう。 用意するもの 紙はどの種類でも構いませんが、表面がゴツゴツしすぎないものがおすすめです。下敷きを敷くときれいに塗れます。色鉛筆は24色程度あれば十分。メーカーは問いません。 基本の持ち方と塗り方 芯の先端ではなく“横腹”を使い、広い面でふんわりと塗ります。手をやや上で持ち、鉛筆を斜めにして、横方向に大きく動かしながら少しずつ下へ下げていきます。隙間ができないよう、ゆっくり均一に。濃淡をつけたいときは、上部をやや強めに、下へいくほど力を抜いてグラデーションにします。濃くしたい場合でも一度で濃くせず、何度か重ね塗りしましょう。塗っている最中は鉛筆を紙から離さないのがコツです。 2色グラデーション 1色目で上から下へ向かうグラデーションを作り、2色目は“上の途中”から重ねます。どちらも上を濃く、下へ向かって薄く。全体を2回以上重ねると、なめらかなつながりになります。 背景1:青空と雲 青で横方向に塗りつつ、下部に「もくもく」とした雲の形を薄く描きます。輪郭は厳密にとらず、少しはみ出すくらいが柔らかい雲らしさに。上から水色を重ね、上部は濃く、下部は薄く。雲の中にもごく薄く色を入れると、影がついて立体感が出ます。さらに青・水色を重ねて深みを加えれば、短時間で空らしい表情になります。 背景2:夕景の街並み+消しゴム 青・紫・ピンクを上から順に重ね、上ほど濃くして黄昏の空色を作ります。芯の先端で長方形や三角形を散らし、ビルのシルエットと窓を描きます。色はざっくりでOK。スティックタイプの消しゴムがあれば、空の上から消して月や星を入れます。形は大まかで良く、輪郭は後から色鉛筆で整えます。月の周囲に黄色を薄く広げると、淡い発光感が出ます。 背景3:光の玉(ボケ)表現 鉛筆を下の方でつまむように持ち、芯を横にして“くるくる”と柔らかく塗ります。大小の円を重ね、円の縁に近いほど少し濃く、離れるほど薄く。交差部分は芯の先で軽くなぞって締めます。ピンクをベースに、部分的に紫を重ねると幻想的な雰囲気に。円の中心に黄色を少量入れてもきれいです。最初は濃くしすぎず、ふわっとした質感を保ちながら重ね塗りを練習しましょう。 背景4:縦ストロークのカラフル背景 鉛筆を縦方向にのみ動かして塗る、シンプルな方法です。あえて隙間を残し、そこへ別の色を差し込むと、手早くカラフルでアートな背景が作れます。使う色や重ね方、色数によって印象が大きく変わるのも魅力です。 応用:チェック柄 縦方向の線を一定間隔で描き、次に横方向の線を重ねます。全体を薄く一色でなじませ、別色の細い線を格子の間に追加すれば、即席のチェック柄になります。 応用:木目 全体を黄土色で縦塗りし、上から茶色で太さ・濃さ・間隔をランダムに変えた線を引きます。緩やかなカーブや節を描き足すと、木目の質感が出ます。枠や背景に応用できます。 背景5:4色のランダム重ね 4色を用意し、つまみ持ちで斜めに短いタッチをランダムに配置します。同じ色が隣接しないように、意図的に“飛び飛び”で置くのがポイント。上から別色を少しかぶせ、必要に応じて濃さや数を調整しながら重ねます。重ねずに配置するだけのバージョンも可愛らしく仕上がります。 以上、どれも簡単に取り入れられる基本テクニックです。今回の方法を土台に、色の選び方や重ね方を変えるだけで、無限にアレンジが広がります。ぜひ気軽に試してみてください。ご覧いただき、ありがとうございました。
【初心者OK】色鉛筆で描く背景の基本テクニック
今回は、塗り絵の背景に使える「基本の塗り方」を紹介します。手軽なのに仕上がりがぐっと良くなる方法ばかりです。 背景とは、モチーフの外側にある余白部分を色で満たし、主役を引き立てて作品の世界観をつくる要素のことです。必ずしも塗る必要はありませんが、背景を加えると完成度が高まります。背景が苦手な方も多いので、まずは基本の塗り方から一緒に始めてみましょう。 用意するもの 紙はどの種類でも構いませんが、表面がゴツゴツしすぎないものがおすすめです。下敷きを敷くときれいに塗れます。色鉛筆は24色程度あれば十分。メーカーは問いません。 基本の持ち方と塗り方 芯の先端ではなく“横腹”を使い、広い面でふんわりと塗ります。手をやや上で持ち、鉛筆を斜めにして、横方向に大きく動かしながら少しずつ下へ下げていきます。隙間ができないよう、ゆっくり均一に。濃淡をつけたいときは、上部をやや強めに、下へいくほど力を抜いてグラデーションにします。濃くしたい場合でも一度で濃くせず、何度か重ね塗りしましょう。塗っている最中は鉛筆を紙から離さないのがコツです。 2色グラデーション 1色目で上から下へ向かうグラデーションを作り、2色目は“上の途中”から重ねます。どちらも上を濃く、下へ向かって薄く。全体を2回以上重ねると、なめらかなつながりになります。 背景1:青空と雲 青で横方向に塗りつつ、下部に「もくもく」とした雲の形を薄く描きます。輪郭は厳密にとらず、少しはみ出すくらいが柔らかい雲らしさに。上から水色を重ね、上部は濃く、下部は薄く。雲の中にもごく薄く色を入れると、影がついて立体感が出ます。さらに青・水色を重ねて深みを加えれば、短時間で空らしい表情になります。 背景2:夕景の街並み+消しゴム 青・紫・ピンクを上から順に重ね、上ほど濃くして黄昏の空色を作ります。芯の先端で長方形や三角形を散らし、ビルのシルエットと窓を描きます。色はざっくりでOK。スティックタイプの消しゴムがあれば、空の上から消して月や星を入れます。形は大まかで良く、輪郭は後から色鉛筆で整えます。月の周囲に黄色を薄く広げると、淡い発光感が出ます。 背景3:光の玉(ボケ)表現 鉛筆を下の方でつまむように持ち、芯を横にして“くるくる”と柔らかく塗ります。大小の円を重ね、円の縁に近いほど少し濃く、離れるほど薄く。交差部分は芯の先で軽くなぞって締めます。ピンクをベースに、部分的に紫を重ねると幻想的な雰囲気に。円の中心に黄色を少量入れてもきれいです。最初は濃くしすぎず、ふわっとした質感を保ちながら重ね塗りを練習しましょう。 背景4:縦ストロークのカラフル背景 鉛筆を縦方向にのみ動かして塗る、シンプルな方法です。あえて隙間を残し、そこへ別の色を差し込むと、手早くカラフルでアートな背景が作れます。使う色や重ね方、色数によって印象が大きく変わるのも魅力です。 応用:チェック柄 縦方向の線を一定間隔で描き、次に横方向の線を重ねます。全体を薄く一色でなじませ、別色の細い線を格子の間に追加すれば、即席のチェック柄になります。 応用:木目 全体を黄土色で縦塗りし、上から茶色で太さ・濃さ・間隔をランダムに変えた線を引きます。緩やかなカーブや節を描き足すと、木目の質感が出ます。枠や背景に応用できます。 背景5:4色のランダム重ね 4色を用意し、つまみ持ちで斜めに短いタッチをランダムに配置します。同じ色が隣接しないように、意図的に“飛び飛び”で置くのがポイント。上から別色を少しかぶせ、必要に応じて濃さや数を調整しながら重ねます。重ねずに配置するだけのバージョンも可愛らしく仕上がります。 以上、どれも簡単に取り入れられる基本テクニックです。今回の方法を土台に、色の選び方や重ね方を変えるだけで、無限にアレンジが広がります。ぜひ気軽に試してみてください。ご覧いただき、ありがとうございました。
【人物基本②】肌と立体的な顔の塗り方
今回は、人物の肌と「立体的に見える顔」の塗り方を解説します。顔を立体的に見せる影の入れ方や、自然な肌色の作り方を順を追って進めていきましょう。 線画はこちらからダウンロードできます。ぜひ一緒に塗ってみてください。前回の動画では髪の毛の塗り方を解説しているので、まだの方はそちらもご覧ください。 使用画材(例:ホルベイン アーチスト色鉛筆) 手元の色鉛筆で近い色があれば、別メーカーでも問題ありません。 肌のベースOP022 ピンク、OP122 ジョーン・ブリヤン(Jaune Brilliant)※代用:ピンク系、うすだいだい系 影(陰影)OP180 バーントアンバー、OP057 バーントシェンナ(Burnt Sienna)※代用:茶色、焦げ茶色 唇OP449 マゼンタ(Magenta)※代用:あかむらさき系 仕上げ用OP019 シェルピンク(肌のなじませ・混色用/代替のない色) 線・まつ毛・眉OP510 ブラック(黒) ハイライトOP500 ホワイト(白) 塗り絵START! 1. 影の下塗り まず、影になる部分から塗ります。目の周りは、眼球の丸みを意識し、線の方向に合わせて色鉛筆の芯を少し寝かせ、側面を使ってやさしく塗りましょう。ピンク系を使うと、可愛らしい雰囲気の肌色になりやすいです。 鼻は「小鼻(左右の丸)+鼻先(中央の丸)」の3つの丸を意識します。最も高く明るくなるのは鼻先。小鼻の下や鼻孔の下など、下側に影を入れます。陰影は、球体や台形の面を意識すると形がとらえやすくなります。鼻筋は縦に一直線ではなく、左右から八の字を描くような斜めの動きで塗ると高さが出ます。 眉間からおでこにかけてのくぼみは、薄く影を入れます。 口元は、口角に小さな丸を描くように影を入れると口角が上がって見え、可愛らしい印象に。下唇の下にも、輪郭に沿ってやや長めに影を入れると、ふっくらと立体的になります。 2. 首・耳・輪郭...
【人物基本②】肌と立体的な顔の塗り方
今回は、人物の肌と「立体的に見える顔」の塗り方を解説します。顔を立体的に見せる影の入れ方や、自然な肌色の作り方を順を追って進めていきましょう。 線画はこちらからダウンロードできます。ぜひ一緒に塗ってみてください。前回の動画では髪の毛の塗り方を解説しているので、まだの方はそちらもご覧ください。 使用画材(例:ホルベイン アーチスト色鉛筆) 手元の色鉛筆で近い色があれば、別メーカーでも問題ありません。 肌のベースOP022 ピンク、OP122 ジョーン・ブリヤン(Jaune Brilliant)※代用:ピンク系、うすだいだい系 影(陰影)OP180 バーントアンバー、OP057 バーントシェンナ(Burnt Sienna)※代用:茶色、焦げ茶色 唇OP449 マゼンタ(Magenta)※代用:あかむらさき系 仕上げ用OP019 シェルピンク(肌のなじませ・混色用/代替のない色) 線・まつ毛・眉OP510 ブラック(黒) ハイライトOP500 ホワイト(白) 塗り絵START! 1. 影の下塗り まず、影になる部分から塗ります。目の周りは、眼球の丸みを意識し、線の方向に合わせて色鉛筆の芯を少し寝かせ、側面を使ってやさしく塗りましょう。ピンク系を使うと、可愛らしい雰囲気の肌色になりやすいです。 鼻は「小鼻(左右の丸)+鼻先(中央の丸)」の3つの丸を意識します。最も高く明るくなるのは鼻先。小鼻の下や鼻孔の下など、下側に影を入れます。陰影は、球体や台形の面を意識すると形がとらえやすくなります。鼻筋は縦に一直線ではなく、左右から八の字を描くような斜めの動きで塗ると高さが出ます。 眉間からおでこにかけてのくぼみは、薄く影を入れます。 口元は、口角に小さな丸を描くように影を入れると口角が上がって見え、可愛らしい印象に。下唇の下にも、輪郭に沿ってやや長めに影を入れると、ふっくらと立体的になります。 2. 首・耳・輪郭...
【人物基本①】サラ艶髪の毛の塗り方と立体感の出し方
今回は、立体感のある艶やかな髪の毛の塗り方を解説します。これは髪の毛を塗る際の基本的な技法です。線画はこちらからダウンロードできますので、ぜひプリントアウトして一緒に塗ってみてください。 使用する色 準備するのは、明るい色・中間色・暗い色の同系色3色です。今回は黄土色、茶色、焦げ茶色を使用します。お手持ちの色でも構いませんので、同系色を揃えてみてください。 光と明暗の考え方 正面から光が当たっていると、髪の毛は球体のように見えます。 手前の前髪が一番明るく、 その次に中間の明るさ、 耳の後ろや奥の髪は最も暗くなります。 前髪の真ん中あたりが最も前に出ているため一番明るく、上下が暗くなります。奥行きを考える際は「明るい・中間・暗い」の三段階を意識しましょう。 基本の塗り方 髪の毛は流れに沿って塗ることが大切です。線画に描かれている途中の補助線は「ここからこうつながっている」というガイドラインです。無視してまっすぐ塗ってしまうと、不自然で艶も立体感も失われてしまいます。 ここで使うのは「シャッシャッ塗り(力を入れてから抜くストローク)」です。カーブに合わせ、暗い部分から明るい部分に向かってストロークを重ねていきます。鉛筆は尖らせておき、力を入れすぎず軽く塗ることを意識してください。 重ね塗りで立体感を出す まず中間色で髪全体の流れに沿って塗ります。 次に暗い色を加え、先ほどより短めのストロークで重ねると、艶が出て立体感が強まります。 そのままでは白い部分が残って不自然なので、明るい色を全体に軽く重ね、自然なグラデーションを作ります。 この「重ね塗り」によって髪の質感が表れ、立体感も増していきます。 横や奥の髪の毛 横の髪はカーブが複雑です。細い毛先から広い部分に向かってストロークを入れると、自然な艶が表現できます。焦げ茶色など暗い色を短めに重ねると、さらに奥行きが出ます。前髪との重なり部分は、前髪が手前にあることを意識して奥を暗く塗ると、立体感が際立ちます。 奥の髪(耳の後ろや後頭部)は一番暗い部分になります。周囲を優しく塗ってから暗い色を重ねると、飛び出さずに自然に奥に見せることができます。 黒の使い方 さらに艶を強調したい場合は黒を加えます。ただし黒は強すぎるので、力を入れすぎず軽く使いましょう。黒を直接使ったあとに茶色を重ねると、自然に馴染みます。 仕上げとバランス...
【人物基本①】サラ艶髪の毛の塗り方と立体感の出し方
今回は、立体感のある艶やかな髪の毛の塗り方を解説します。これは髪の毛を塗る際の基本的な技法です。線画はこちらからダウンロードできますので、ぜひプリントアウトして一緒に塗ってみてください。 使用する色 準備するのは、明るい色・中間色・暗い色の同系色3色です。今回は黄土色、茶色、焦げ茶色を使用します。お手持ちの色でも構いませんので、同系色を揃えてみてください。 光と明暗の考え方 正面から光が当たっていると、髪の毛は球体のように見えます。 手前の前髪が一番明るく、 その次に中間の明るさ、 耳の後ろや奥の髪は最も暗くなります。 前髪の真ん中あたりが最も前に出ているため一番明るく、上下が暗くなります。奥行きを考える際は「明るい・中間・暗い」の三段階を意識しましょう。 基本の塗り方 髪の毛は流れに沿って塗ることが大切です。線画に描かれている途中の補助線は「ここからこうつながっている」というガイドラインです。無視してまっすぐ塗ってしまうと、不自然で艶も立体感も失われてしまいます。 ここで使うのは「シャッシャッ塗り(力を入れてから抜くストローク)」です。カーブに合わせ、暗い部分から明るい部分に向かってストロークを重ねていきます。鉛筆は尖らせておき、力を入れすぎず軽く塗ることを意識してください。 重ね塗りで立体感を出す まず中間色で髪全体の流れに沿って塗ります。 次に暗い色を加え、先ほどより短めのストロークで重ねると、艶が出て立体感が強まります。 そのままでは白い部分が残って不自然なので、明るい色を全体に軽く重ね、自然なグラデーションを作ります。 この「重ね塗り」によって髪の質感が表れ、立体感も増していきます。 横や奥の髪の毛 横の髪はカーブが複雑です。細い毛先から広い部分に向かってストロークを入れると、自然な艶が表現できます。焦げ茶色など暗い色を短めに重ねると、さらに奥行きが出ます。前髪との重なり部分は、前髪が手前にあることを意識して奥を暗く塗ると、立体感が際立ちます。 奥の髪(耳の後ろや後頭部)は一番暗い部分になります。周囲を優しく塗ってから暗い色を重ねると、飛び出さずに自然に奥に見せることができます。 黒の使い方 さらに艶を強調したい場合は黒を加えます。ただし黒は強すぎるので、力を入れすぎず軽く使いましょう。黒を直接使ったあとに茶色を重ねると、自然に馴染みます。 仕上げとバランス...
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