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今回は、この花と女の子の線画を使って塗っていきます。初心者の方でも安心して取り組める、基本の塗り方だけで可愛く仕上げる方法をご紹介します。
使用する線画:花と女の子
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まずは基本の塗り方をおさらいしましょう。
何も意識せずに塗ると雑な印象になってしまいますが、力加減を一定にして隙間なく丁寧に少しずつ塗ることで、きれいに仕上がります。今回は、この基本を意識して塗っていき
ましょう。
動画内に表示される色名について説明します。
表示されるのは、使用している色鉛筆のメーカー名と色名です。その色に近い色も記載しているので、お手持ちの色鉛筆で似た色を使ってみてください。説明やテロップでは、この参考色名で進めます。
肌の塗り方
ピンク系と淡い色を用意してください。まずはピンクから塗ります。影になる部分を中心に、芯を少し寝かせて横の面を使いながら、細かく動かして塗ります。色が濃くなりすぎないように、やさしい力で塗るのがポイントです。
広い部分はつい大きく動かしがちですが、小さめの動きで隙間ができないように塗りましょう。迷ったときは、線画の線の近くから塗ると失敗しにくいです。前髪の下や鼻の下、唇の下に影を入れると、自然な立体感が出ます。
次に、先ほどのピンクの上から淡い色を広めに重ねます。重ね塗りをすることで、少ない色数でも複雑で自然な色味が出せます。紙の白を残さないように塗ると、肌がよりきれいに見えます。さらにピンクを重ね、暗くしたい部分には赤紫を加えると、奥行きや立体感が増します。
目や眉も丁寧に塗りましょう。眉は毛流れに沿ってやさしく塗り、目頭や白目にも軽く影を入れると、眼球の丸みや自然な陰影が表現できます。黒目は上半分を濃く、下半分を明るく塗り分けると、まつ毛の影や艶感が出ます。
髪の毛の塗り方
髪は3色を使います。まずは中間色で全体を薄く塗ります。端から丁寧に、力を入れすぎず基本の塗り方で進めます。
次に、暗くしたい毛束と明るく見せたい毛束を意識して塗り分けます。同じ色でも力加減を変えるだけで濃淡が出るため、毛束が重なっているような立体感を表現できます。最後に2色目・3色目を重ねて、深みと艶を出します。
花の塗り方
花びらは、重なりの下になる部分を濃く、上に重なる部分を薄く塗ると自然な立体感が出ます。ピンクや赤紫を重ね、必要に応じて線をなぞって輪郭を整えましょう。花の中心は茶色や黒で仕上げ、水色などを重ねると柔らかい印象になります。
花の色は、同じ組み合わせでも塗る順番で印象が変わります。紫を先に塗った場合と赤紫を先に塗った場合で色味が異なるので、重ね方を工夫してみてください。葉は緑を下地にし、黄緑を重ねると自然なグラデーションが出ます。
仕上げ
イヤリングや服も同系色でまとめると統一感が出ます。服は青系でベタ塗りし、影になる部分に紫を重ねます。爪は赤紫で塗り、艶の部分を残してピンクを重ねると自然な輝きになります。
完成
完成です。基本の「隙間なく丁寧に塗る」方法だけで、ここまできれいに仕上がります。どんなモチーフでも、この基本を意識すれば美しく塗れるようになりますよ。
今回もご視聴ありがとうございました。次回の動画もお楽しみに。