【色鉛筆-基本①】使い方の基本を知ればレベルアップ間違いなし!

今回は、色鉛筆の基本的な使い方を解説します。これをマスターするだけで、塗り絵が格段に上達しますよ。ポイントは「持ち方」「動かし方」「力加減」の3つです。これができるようになると、いろいろな表現が可能になります。



■色鉛筆の準備

色鉛筆は、使用前に必ずしっかりと削りましょう。芯が削れていないと、綺麗に塗れなかったり、細かい部分ではみ出したりします。また、木の部分が紙に当たると紙に傷がつき、作品が台無しになってしまいます。



■持ち方と動かし方

まずは、鉛筆を文字を書くときのように持ちます。手首は台にしっかりつけ、動かすのは指先だけにしましょう。
色鉛筆を持つ位置によって塗り方が変わります。

  • 鉛筆の下の方を持つ:小さく、濃く塗れる。

  • 鉛筆の上の方を持つ:大きく、薄く塗れる。

  • 中間を持つ:中程度の大きさと濃さになる。

芯は先端だけでなく、少し寝かせて横の広い部分も使いましょう。自分に合った持ち方をいろいろ試してみてください。

もう一つの持ち方として、上から鉛筆を包み込むように持ち、人差し指を添えます。このときは手首を浮かせても構いません。芯を寝かせて横に動かすと、太く柔らかい線が描けます。広い範囲を塗るときに便利です。




■基本の塗り方

ただ適当に動かすと、隙間ができてムラになり、雑な印象になります。
ポイントは、隙間なく、一定の力加減で、少しずつ塗ることです。これが基本のベタ塗りの方法で、何を塗るときも忘れずに使ってください。


■くるくる塗り

私が名付けたオリジナルの塗り方です。
基本の塗り方と同じく、隙間なく一定の力で、鉛筆をくるくる回すように動かします。柔らかなタッチで、塗り跡が残りにくいのが特徴です。人物の肌やグラデーションに向いています。

ただし、隙間を空けたままくるくる塗ると、雑に見えるので注意してください。




■シャッシャッ塗り

これもオリジナルの呼び方です。
上から下に向かって力を抜きながら線を引きます。上が太く、下が細くなるように意識してください。慣れたら、隙間なく少しずつ動かし、シャッと塗るようにします。

シャ塗りは、毛並みやグラデーション、髪の毛を塗るときにとても役立ちます。下から上に向かっても練習してみましょう。長くシャッと引いたり、短く動かしたりと、いろいろな表現ができます。


■つまみ塗り

木の部分をつまむように、かなり下ギリギリを持って塗る方法です。力が入りやすく、濃い色を塗るのに適しています。芯を寝かせれば、広い部分も比較的早く塗れます。


■まとめ

このように、色鉛筆は持ち方・動かし方・力加減・芯の角度を変えることで、さまざまな表現が可能になります。これらを組み合わせて練習すれば、どんなものでも表現できるようになりますよ。

ぜひ、基本をマスターしていろいろな塗り方に挑戦してくださいね。これからも一緒に塗り絵を楽しんでいきましょう。

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