色々な髪型の塗り方【色鉛筆】

今回は、いろいろな髪型の塗り方を紹介します。
使用する線画は「三つ編み」「縦カール」「ポニーテール」の3パターンです。

ヌリイロ公式サイトでは、すぐに塗れるダウンロード版と、塗りやすい塗り絵専用紙に印刷済みの線画(A5)の2種類をご用意しています。ご希望に合わせてチェックしてみてください。
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基本の塗り方を知りたい方は「艶髪の塗り方」の動画もぜひご覧ください。
>【人物基本①】サラ艶髪の毛の塗り方と立体感の出し方【色鉛筆】

それでは始めましょう。



髪型を塗る上で共通するポイント


◎線画の流れに沿って塗る。
 流れを無視すると髪らしさが失われます。

細い部分から広い部分へ塗る
 細い部分は暗く、広い部分は明るく。

斜め塗り(シャッシャッ塗り)でグラデーションを作る。
 上から中央へ、下から中央へと色を重ねると、なじみやすく自然な段階ができます。

ベースカラーには焦げ茶を使います。細かな毛流れの線をなぞるように、上下から中央へ向かって斜め塗りでつなげていきます。

次に、明るい色(オード色〔黄土色〕に近い色)を用意し、明るくしたい部分に重ねて自然なグラデーションを作ります。さらに、最も暗くしたい端の部分に黒をやさしく薄く入れます。毛束の境界や重なりの下側へ黒を入れると、艶と立体感がいっそう強調されます。

必要に応じて、消しゴムでハイライトを作ります。明るくしたい箇所を軽く消してから、白色鉛筆を重ねると、より強い輝きが出ます。



1. 三つ編み

毛束の上下関係(どちらが上・下か)を意識し、上になる束は明るく、下になる束は暗く塗ります。交差部に陰影差をつけることで、編み込みの立体感が生まれます。

仕上げに、必要な箇所へ黒で境界の陰を追加し、消しゴムと白でハイライトを整えます。


2. 縦カール

縦カールは面積が広く、均一に塗ってしまいがちです。暗い位置・明るい位置を揃えすぎないことが自然さのコツ。毛先や面のリズムに合わせて、あえてわずかに不揃い(ギザギザ感)を意識し、単調にならないようにします。

手順は三つ編みと同様で、ベース→明るい色→黒で締め→消しゴムと白で調整。線が途切れている箇所は毛束の流れを補うようにつなぎ、細いタバ感を出していきます。


3. ポニーテール

今回は部分ではなく全体のボリュームを見ながら斜め塗りで進めます。横に垂れている毛、結び目(髪で結んでいる表現)も同様に陰影をつけます。

ポニーテールは途中が細くなる中間部ができることがあります。その場合は上下から斜め塗りを入れて、両側に明るさを作り、丸みを強調します。カールが多い部分は、どの束が上かを確認し、下になる側を濃く暗くしてカーブの立体感を出します。

仕上げに黒で毛束の重なりの影を足し、頭部の丸みが感じられるように全体の明暗バランスを調整します。最後に消しゴムでハイライトを整え、必要なら白色鉛筆で輝きをプラスします。




はい、完成です。三つ編み・縦カール・ポニーテールの3種類を塗りました。

どの髪型にも応用できる内容なので、色を変える・光の位置を変えるなど、いろいろアレンジしてみてください。

塗ってくれた作品は、ぜひヌリイロサイトの「みんなの塗り絵」に投稿してください。動画の感想やリクエストのコメントもお待ちしています♪

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