共有する
色鉛筆で背景を塗るとき、「なんとなく物足りない」「もう少し華やかにしたい」と感じることはありませんか?
そんなときにおすすめなのが、消しゴムを使った表現方法です。
消しゴムを使うことで、光や輝き、模様などを簡単に加えることができ、作品の完成度がぐっと上がります。
今回は、「色鉛筆背景の表現力を簡単にアップさせる消しゴムの使い方(背景編)」をご紹介します。とてもシンプルな方法ですが、さまざまなアレンジができるので、ぜひ試してみてください。
>> 「消しゴムは“描く”道具!種類と使い方ガイド」 はこちら
消しゴムを使う前のベース背景

今回使用する背景は、次の2種類です。
-
横方向に動かして描いた「風景背景」
-
縦方向に動かして描いた「模様背景」
この状態でも背景として十分に使えますが、消しゴムを使うことで光や立体感を加えることができます。
>> 「夕焼け空と海の描き方」 はこちら
>> 「縦に動かすだけで背景になる」はこちら

海の輝きを作る消しゴムテクニック
まずは、風景背景に海の輝きを加えていきます。
使用するのはスティック型の消しゴムです。
手順
-
波の明るくなる部分を消していく
-
太陽の光が当たる中央部分を多めに消す
-
消したラインの下に影を入れる
消した部分の下に軽く線を入れることで、波の立体感が生まれます。
電動消しゴムでキラキラを表現
次に使用するのは電動消しゴムです。
消しゴムを軽く押さえるようにして、ランダムに点を消していきます。
すると、海のキラキラとした輝きが簡単に表現できます。
ポイントは次の通りです。
-
しっかり塗り込んだ部分に使う
-
点をランダムに配置する
塗り込みが少ないと輝きが目立たないため、事前に色を重ねておくことが重要です。
この点々の表現は、夜空の星にも応用できます。
縦塗り背景に模様を作る方法
続いて、縦に塗った背景を使った模様の作り方です。
ここでも電動消しゴムを使います。
重ね塗りをしてしっかり塗り込んだ部分でも、電動消しゴムなら簡単に模様を描くことができます。
とても綺麗に消えるので、つい楽しくてやりすぎてしまうこともあるかもしれません。
失敗しても大丈夫な理由
「せっかく塗ったのに消してしまうのは怖い」と感じる方もいるかもしれません。
しかし、消しゴムの場合は安心です。
もし失敗してしまっても、
-
上からもう一度塗る
-
別の色で修正する
といった方法で、比較的簡単にやり直すことができます。
ペンのように修正が難しいわけではないので、気軽に試してみてください。
模様をなじませるコツ
消しただけだと少し物足りない場合は、次のような方法を試してみましょう。
周りを色鉛筆で囲む
消した部分の周りを軽く色で囲むと、模様がはっきりしてきます。
ただし、濃くなぞりすぎると浮いてしまうので注意してください。
周囲に縦塗りを加える
周囲にも少し縦塗りを加えると、背景との一体感が生まれます。
色を変えてみる
周囲の色に合わせて色を変えると、より自然になじみます。
背景にする場合の調整
消した部分が白すぎて浮いて見える場合は、中に薄く色を入れるのもおすすめです。
最初は色を入れない方が良いと感じても、全体を見てから印象が変わることもあります。
作品を見ながら調整していきましょう。
白色鉛筆を使って自然な白を作る
さらに表現を豊かにするためにおすすめなのが白色鉛筆です。
白色鉛筆には次のような効果があります。
-
色を薄める
-
色を伸ばす
-
グラデーションを滑らかにする
消しゴムで消した部分に白を塗ることで、紙の白とは違う自然な白さになります。
また、塗り残し部分にも白を重ねることで、背景とよりなじみます。
今回使用しているのは、
ホルベイン アーティスト色鉛筆 OP500 ホワイト です。
メーカーによっては白があまり発色しない場合もあるので、使用前に確認しておくと良いでしょう。
さらに華やかにするアレンジ
最後に、別の色でドットを追加してみましょう。
色を変えてドットを描くと、背景がより賑やかで楽しい雰囲気になります。

まとめ:消しゴムで背景の表現はもっと広がる
今回紹介した方法を使うと、
-
海や空などの風景表現
-
背景模様やテクスチャー
など、さまざまな背景を作ることができます。
もちろん、
-
消しゴム
-
白色鉛筆
を使わなくても綺麗な背景は作れますが、持っている方はぜひ取り入れてみてください。
ちょっとした工夫で、背景の表現は大きく広がります。
ぜひいろいろな色でアレンジしながら、楽しく塗ってみてください。

