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今回は、塗り絵を楽しむために必要な道具をご紹介します。道具を知って、もっと充実した塗り絵ライフを送りましょう。これから塗り絵を始めたい方も、もっと楽しみたい方も、ぜひ参考にしてください。
塗り絵本の種類
現在は多くの塗り絵本が出版されています。大人の塗り絵といえば「コロリアージュ」のような細かい柄を塗るタイプが有名です。細かい絵柄は根気が必要ですが、色を埋めていく楽しさがあり、初心者にもおすすめです。
また、有名な名画を塗れる塗り絵本もあり、そのまま塗るだけでなく、自分なりにアレンジして楽しめます。100円ショップにも様々な塗り絵があり、練習用にも本格作品作りにも活用できます。さらに、人気アニメや漫画の塗り絵も多く、大好きな作品を自分の色で仕上げるのはとてもワクワクします。
私が塗り方ページを担当した塗り絵本もあり、YouTubeで塗り方動画も公開しています。現役アーティストやイラストレーターによる塗り絵本も多数あり、見ているだけで画集のように楽しめます。個人作家が印刷やダウンロード形式で販売している塗り絵もあり、期間限定のものも多く魅力的です。
色鉛筆
塗り絵の道具として最も身近で始めやすいのが色鉛筆です。色鉛筆には大きく分けて「文房具用」と「画材用」があります。
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文房具用:芯が硬めで折れにくく、細かい部分も潰れずに塗れます。価格も手頃です。
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画材用:芯が柔らかく発色が良い。重ね塗りや混色もしやすく、作品作りに適しています。価格は高めですが、色数が豊富で表現の幅が広がります。
さらに、「油性」と「水彩色鉛筆」があり、水彩色鉛筆は水に溶かして水彩画のような表現が可能です。水筆を使えば手軽に彩色でき、準備も簡単です。両方を組み合わせて使うのも楽しい方法です。
その他の画材
色鉛筆以外にも、マーカー、絵の具、クレヨン、パステルなど様々な画材が使えます。これらについてはまた別の機会に詳しく紹介します。
鉛筆削り
普段使っている鉛筆削りで十分ですが、おすすめは「トガール」。ダイヤルで削り角度を変えられ、芯の長さを用途に合わせて調整できます。透明タイプは削りカスの溜まり具合が見えるので便利です。
小型の鉛筆削りも用途によって使い分けています。価格が手頃で、短くなった鉛筆も削りやすいのが魅力です。
消しゴム
消すだけでなく、塗った上から光の線を描く表現にも使えます。ホルダータイプの「モノゼロ」は細かい線を消すのに便利です。太めタイプは力を入れやすく、太い線を消すのに適しています。
「練り消しゴム」は濃く塗った部分からでも色を抜くことができ、光の粒を表現する際に役立ちます。
白ペン
白ペンは消しゴムや白色鉛筆では出せない、くっきりとした白を描けます。私が愛用しているのは「ユニボール シグノ 1.0mm ホワイト」。他にも「ポスカ極細」や「ミルキーブラッシュ ホワイト」などを使用しています。
下敷き
意外と見落とされがちですが、下敷きを敷くだけで塗りやすさが大きく変わります。家庭にあるもので十分です。
塗り絵を楽しむために特別高価な道具は必要ありません。まずは家にあるものから始め、徐々に自分に合う道具を揃えていくのも楽しみのひとつです。一緒に楽しい塗り絵ライフを送りましょう。ご視聴ありがとうございました。