共有する
今回は「くまのぬいぐるみ」をテーマに、
「ふわふわ・フサフサとした毛の質感の塗り方」をご紹介します。
可愛いぬいぐるみを、一緒に楽しく塗っていきましょう。
今回、使用する線画について

今回使用する線画には、毛の流れを示したアシスト線が入っています。
そのため、初心者の方でも自然なフサフサ感を出しやすいのが特徴です。
毛の流れが描かれている【アシスト線あり】と【アシスト線なし】の2種類をご用意しています。慣れてきたら、ぜひ毛並み線のないバージョンにも挑戦してみてくださいね。
ヌリイロ公式サイトでは、すぐに使える ダウンロード版と、塗り絵専用紙に「印刷済み」の塗り絵線画を購入できます、ご自身のスタイルに合わせてチェックしてみてください。
基本の塗り方|フサフサ感を出すコツ
鉛筆の持ち方と動かし方
色鉛筆はしっかり尖らせ、上から下、または下から上へ、引っかくようにシャッと線を入れる塗り方をメインに使います。(シャッシャ塗り)
今回は茶色を使用し、線画の毛の流れを参考にしながら描いていきましょう。

短い毛の部分も、
「線を重ねる」ことを意識して描いていきます。
まずは軽いタッチで下塗りを行い、
力を入れすぎてベタっとしないよう注意してください。
塗りにくい角度は、紙を動かして塗りやすい向きに変えるのも大切なポイントです。
観察することが上達の近道
くまだけでなく、他の動物や、
ファー素材の洋服などを塗る時も同じです。
毛の長さや流れはそれぞれ違うので、
「どんな方向に流れているか」「どこが密集しているか」をよく観察してみましょう。
立体感を意識した毛の描き方
ただ毛を描き足すのではなく、
腕や足の丸みを意識しながら毛の向きを考えることが大切です。
足の部分は、特にやさしいタッチで、
ふんわりとした柔らかさを意識して塗っていきます。
あえて線を揃えず、ランダムさを残すことで、
より自然なフサフサ感が生まれます。
重ね塗りで毛量と奥行きを出す
まず1回目は、全体の毛の流れを描くイメージで塗ります。
毛の長さに変化をつけ、段差が出るように描いていきましょう。
次に、同じ茶色、または少し濃い焦げ茶色で2度塗りをします。
外側の毛は、内側に向かって線を重ねることで、
下にある色が自然に見え、立体感が増していきます。
2回目の色は、
-
同じ色を力加減で濃くする
-
少し暗い色を使う
どちらでもOKです。
慣れてきたら中間色を増やして、より奥行きのある表現にも挑戦してみてください。
濃さの調整と注意点
重ね塗りをすると毛の質感が潰れやすくなるため、
力加減には特に注意しましょう。
色鉛筆の芯もこまめに削り、
尖った状態を保ちながら描くのがおすすめです。
全体に薄く色を入れてスカスカ感をなくしますが、
濃く塗りすぎると毛の表情が消えてしまうので、
あくまで「薄く・やわらかく」を意識してください。
黒で仕上げる立体感
仕上げに黒色を使い、
奥まった部分を中心に影を入れていきます。
この時も、線を意識して描き、
塗りつぶさないよう注意しましょう。
暗い部分も入れすぎず、
ランダムさを残すことが自然なフサフサ感につながります。

※上記画像は、周りを縫っていますが、周りは次回塗っていきます。お楽しみに!
耳の中・足の裏の塗り方
耳の中や足の裏は、
毛というより「柔らかい布」をイメージして塗ります。
色鉛筆を寝かせ、芯の横を使って、
やさしくなでるように色を入れていきましょう。
細かい部分も、立てて塗らず、
横にしたまま軽く動かすと濃くなりすぎません。
影は2度塗りで調整し、
コントラストが強くなりすぎないように気をつけましょう。
次回の内容について
今回はここまでです。
次回は続きを塗っていきます。
帽子やリボン、袋など、
布・白い素材・ツヤのあるオーナメントなど、
さまざまな質感を塗っていきます。
色々な素材表現が楽しめる内容になっていますので、
ぜひ次回もご覧ください。

