【初心者OK】立体感の塗り方を知ってりんごを塗ろう

今回は、この線画を使って立体感の基本的な塗り方を解説します。
線画はこちらから無料でダウンロードできますので、ぜひプリントアウトして一緒に塗ってみてください。



使用する色鉛筆は 黄色・オレンジ・赤・茶色・黒 の5色です。初心者の方でも簡単に塗れる方法なので、参考にしてくださいね。


基本の考え方

線画には縦横3等分のラインが入っています。これは立体感を出すうえでとても重要です。さらに光の方向を決めます。今回は左上から光が当たるイメージで進めます。
明るい部分・中間部分・暗い部分を意識して塗り分けることで、何を描く場合でも立体感が表現できるようになります。


塗り方のポイント

1. 黄色(明るい部分)

まず一番左側を黄色で塗ります。
大切なのは 動かし方 です。鉛筆をまっすぐ動かすだけでは平面的になります。りんごのカーブに沿って、少しずつ丁寧に塗りましょう。大きく雑に動かすときれいに仕上がらないので、無理せず小さな動きで塗るのがコツです。


2. オレンジ(中間部分)

次に中間の部分をオレンジで塗ります。ここでも形に沿って塗り進めることが重要です。平面的にならないよう、りんごの丸みを意識して少しずつ塗っていきます。


3. 茶色(暗い部分)

右側の一番暗くなる部分は茶色を使います。右利きの方はカーブを描くのがやや難しいかもしれません。紙を回しながら、自分が塗りやすい向きで塗るときれいに仕上がります。


4. 赤(全体の重ね塗り)

最後に赤を全体に重ね塗りします。黄色やオレンジ、茶色の上から薄く塗ることで、自然なグラデーションと立体感が生まれます。力を入れすぎず、下塗りの色が見える程度に重ねてください。


細部の仕上げ

りんごのヘタの周辺や上部のくぼみも、明るい・中間・暗いの3段階で塗り分けます。
ヘタの部分は茶色でグラデーションを作り、さらに黒を少し重ねると深みが出ます。ただし黒は強い色なので、軽い力で塗ってください。

全体を見ながら赤をもう一度重ね、明暗のバランスを整えていきます。


仕上がりと応用

赤いりんごですが、下地に他の色を入れることで光の当たり方による色味の変化を表現できます。色を変えて試してみるのも面白いです。りんごは練習に最適なモチーフなので、ぜひ「ヌリイロ」サイトからダウンロードして繰り返し挑戦してみてください。


まとめ

今回の方法で塗ると、丸みのある立体的なりんごに仕上がります。赤一色で塗るよりも奥行きが生まれ、よりリアルで美味しそうに見えるはずです。さらに細かく明暗を分けることで、よりリアルな表現に発展させることもできます。


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