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塗り絵をワンランク上の表現にするためには、影の入れ方がとても重要です。
今回は「花と女の子」の線画を使いながら、リアルタッチに見せる肌の影の入れ方を解説します。
初心者向けの塗り方から少しステップアップし、
色数を増やしながら、より立体感のある表現を目指していきます。
ぜひ一緒に塗りながら試してみてください。
使用する画材
今回使用する色鉛筆は
ホルベイン アーティスト色鉛筆です。
もちろん他のメーカーでも問題ありません。
大切なのは、似た色味や明度を意識して塗ることです。
色鉛筆の種類が違っても、
同じような色の組み合わせで塗れば十分表現できます。
光の方向を決める
塗り始める前に、光の方向をイメージすることが大切です。
今回は、
左側から光が当たる設定で塗っていきます。
そのため、
-
左側 → 明るい
-
右側 → 暗い
というように、顔を大きく2つに分けて考えます。
最初に光の方向を決めておくと、
影を入れる場所がわかりやすくなります。
肌の影を入れる準備
影を入れる前に、白色の色鉛筆で線画の線を少し薄くします。
インクの線が強いままだと、
その上に塗る色がなじみにくくなることがあります。
ただし、ここはほんのりでOK。
強く塗りすぎると色が弾いてしまうので注意してください。
影のベースを塗る
最初に使う色は「ライトレッド」です。
この色は少し赤みのある茶色で、
肌に自然になじむため、影のベースに向いています。
影を塗るときのポイントは次の通りです。
-
強い色で塗らない
-
軽いタッチで塗る
-
薄く重ねる
色鉛筆はしっかり削っておくことも大切です。
影は「線画の近く」から入れる
影を塗るときは、
線画の近くから塗り始めるのがおすすめです。
線画は、
「ここに影が入りますよ」というガイドでもあります。
そのため、
-
フェイスライン
-
髪の毛の境目
-
花びらの奥
など、暗くなる場所から塗ると失敗しにくくなります。
塗り方の基本テクニック
塗るときは、鉛筆を小さく細かく動かすようにします。
大きく動かしてしまうと、
-
塗りムラが出る
-
雑な印象になる
という原因になります。
ポイントは次の3つです。
-
力を入れない
-
細かく動かす
-
薄く重ねる
これを常に意識しましょう。
顎の影で立体感を作る
顎の下は特に影が入りやすい場所です。
顔の骨格を意識すると分かりやすいのですが、
顎の下は骨があり、そこから首に向かって影ができます。
そのため、
暗い → 少しずつ明るくなる
というグラデーションを作ると、
顔に立体感が生まれます。
目の周りの影
目の周りは少し難しい部分ですが、
構造を理解すると塗りやすくなります。
まず、目の中には眼球の丸みがあります。
その丸みに沿うように影を入れます。
さらに、
-
目の下
-
鼻の横
にも影が入ります。
実際に自分の顔を触ってみると、
目の下に少しくぼみがあることが分かると思います。
そこから影を入れていくと、
自然な立体感が生まれます。
鼻の立体感を作る影
鼻を立体的に見せるポイントは、
鼻筋を明るく残すことです。
影の入れ方は次のようになります。
-
鼻の横に影
-
小鼻の周りに影
-
鼻筋は明るく残す
鼻の横に三角形のような影を入れると、
鼻が前に出ているように見えます。
髪の毛の影の入れ方
髪の毛の影は、
線画のラインに沿って入れていきます。
ただし途中からは、
少し線から離した影を入れるのがポイントです。
これをすることで、
髪が浮いているような立体感
を表現できます。
線にぴったり沿ってしまうと、
模様のように見えてしまうので注意してください。
影を入れすぎないことも大切
影は入れれば入れるほど良いわけではありません。
入れすぎると
-
濃くなりすぎる
-
色っぽい雰囲気になる
場合があります。
ある程度影が入ったら、
次の色へ進むのがポイントです。
まとめ
リアルな肌表現のポイントは次の通りです。
-
光の方向を決める
-
線画の近くから影を入れる
-
薄く重ねる
-
小さく細かく塗る
-
グラデーションを意識する
これだけで、
塗り絵の完成度が大きく変わります。
次回は、今回入れた影の上に
さらに色を重ねて肌の色味を作る方法を紹介します。
ぜひ次回も、一緒に塗ってみてください。

